エミレーツ航空、ビットコインの支払い受け入れ計画:将来的にはNFTも

エミレーツ航空がビットコインを決済の受け入れを計画

ドバイの航空会社エミレーツ(Emirates)は、将来的にビットコイン(Bitcoin/BTC)の支払いを受け入れるだけでなく、ウェブサイトでNFTを開始する予定であることが新たに判明した。

現地メディアArab Newsが報じたように、同社は仮想通貨の支払いを追加し、今後は同社公式サイトで取引するためのNFTを提供する意向を示した。同社のアデル・アフメッド・アル・レダ(Adel Ahmed Al-Redha)COO(最高執行責任者)は、アラビア旅行市場で、同社がメタバースで領域に参入し、NFT(非代替性トークン)のために新たなスタッフの雇用計画を明らかにしており、同COOは次のように語っている。

メタバースを使用すると、運用、トレーニング、サイトでの販売、完全なエクスペリエンスなど、プロセス全体をメタバースタイプのアプリケーションに変換できますが、さらに重要なのは、インタラクティブ(※相互作用)にすることです。


エミレーツによる戦略の一部にNFT収集品の追加も

エミレーツは、飛行機の記録を追跡する際のブロックチェーン技術の応用を模索しているほか、アル・レダ氏は、支払いオプションとしてビットコインを追加する計画についても話している。

また、平均旅行者数が増加している今、航空業界がどのようにゆっくりと復活しているのかについても言及。同社は、ブロックチェーンや仮想通貨決済サービスなどのデジタルテクノロジーを採用した初の航空会社ではない。2021年2月にはエールフランスがブロックチェーンソリューションでさまざまな組織と協力して、コロナウィルス検出のための判定結果を検証。ラトビアの格安航空会社エア・バルティック(air Baltic)は、同年の3月に新しい支払いオプションとしてドージコイン(Dogecoin/DOGE)とイーサリアム(Ethereum/ETH)を追加している。なお、同社は2014年からすでにビットコイン(Bitcoin/BTC)を受け入れている。

今回のエミレーツによる発表は、支払いオプションとして仮想通貨を提供し、ウェブサイトにNFT収集品を追加することは、今日の顧客とのつながりを深めるための同社の戦略の一部である。