Googleの最新求人情報からWeb3分野の事業拡大が判明

Googleの最新求人情報からWeb3技術で事業拡大判明

インターネット大手Googleの最新求人募集によると、2022年にWeb3技術で大々的に活動することを計画していることが明らかになった。

LinkedInによると、同社はWeb3のマーケティングに関連する新職種の採用を開始しており、Web3技術を促進していく予定とのこと。新たに募集する、製品マーケティング責任者(Head of Product Marketing), Web3推進のマーケティングを担当(Global Web3)などで新規人材を募集しているという。

Google CloudのWeb3に関する年次計画でも重要な役割を果たすとのことで、親会社が広告からクラウドコンピューティングに主要な収益源をシフトしたとされる、Googleのクラウドグループは、ブロックチェーンのインフラ構築に特化した新チームの結成を発表している。ブロックチェーンアプリケーションが金融サービスや小売などの業界に浸透していくにつれて、Web3の基盤技術が主流になるとの見解を示しており、Web3ベンチャーの可能性を秘めた大きな計画を持っており、Google Cloudの副社長であるアミット・ザベリー(Amit Zavery)氏は次のように語っている。

世界はまだWeb3の受け入れに早いですが、それはすでに多くの顧客がWeb3と暗号関連技術のためのサポートを増やすため、途方もない可能性を示している市場です。我々は、その仮想通貨の波に直接参加しようとはしているのではなく、企業が現在のビジネスや企業でWeb3の分散型性質を利用し、利用するための技術を提供しています。


ブロックチェーンデータを簡単に検索できる環境を目指すGoogle

ザベリー氏は、Googleが取引の検証や記録に不可欠なこうしたノードの構築と運用のプロセスを簡素化しながら、ブロックチェーンのデータを人々が簡単に探索できるようにするシステムを開発することを目指している。

2022年1月にGoogleのクラウド部門は、NFTの急激な成長を受け、顧客と連携するデジタルアセットチームの計画を明らかにしており、仮想通貨でのデジタル決済と顧客を結びつける方法を模索している。その一方で、近年、ますます多くの企業、投資家がより良い未来をもたらすWeb3スペースに飛び込んでおり、JPモルガン、アマゾン、スターバックスなど、名だたる大手企業や、Coinbase、Binance、チェーンリンク・ラボなどの主要な仮想通貨プレイヤーは、Web3に大きな可能性を見出している。