楽天がNFT向けの新しいマーケットプレイスと販売プラットフォームを発表

楽天グループが楽天NFTの立ち上げへ

楽天グループ株式会社は、NFT(非代替性トークン)市場および販売プラットフォームの楽天NFTを新しく立ち上げる予定を新たに発表した。

楽天NFTは、音楽やアニメ、スポーツ、エンターテインメントなど、さまざまな分野でユーザーがNFTを購入したり、NFTをP2P(ピアツーピア)で売買したりするためのマーケットプレイスを提供するプラットフォームとのこと。同社は世界中でNFT人気が高まっていることを受け、2021年にプラットフォームを立ち上げる計画を明らかにしていた。

購入には楽天ポイントの獲得および利用ができ、購入したNFTは、購入者自身のページのコレクションに追加できるという。さらに、IP保有者がNFT発行および販売するための独自サイトを構築するために、ワンストッププラットフォームも備えている。実際に、日本の衣料品ブランドであるBeams Co LtdのNFTやUp-Front Group Co Ltdの音楽関連NFT、谷口悟朗のオリジナルアニメプロジェクト「エスタブライフ」のビジュアルを使用したNFTのリリースも計画されている。ほかにも、J.Leagueの公式NFTコレクションであるJ.League NFT Collection Players Anthemの制作と販売、オリジナルのNFTアートワークのコレクションであるRakutenNFT ArtGalleryの開発も計画されているとのこと。

日本は2023年以降にNFTコンテンツのP2P発行予定

NFTコンテンツのP2P発行および販売サービスは2023年以降に開始される予定であり、これにより、日本および世界中のIP保有者がNFTを発行できるようになるとのこと。

楽天NFTは、オープニングを記念して、歌手のAdoのイメージクリエーターである折原の作品を含むデジタルアートのセレクションを開催する予定でだ。また、楽天NFTアートギャラリーのリリースは早くても、2022年5月以降に開始される予定であり、段階的にさまざまな機能が追加されていく予定だ。

一方で、2021年のNFT市場は、2020年の1億ドル(約115億円)に対し、410億ドル(約4兆7,362億円)と約410倍の取引高を記録しており、NFT市場の驚くべき活況具合が見て取れる結果となった。日本の人口は1億2,600万人を超え、ポップカルチャーへの情熱があるため、今回の楽天NFTのリリースが日本の仮想通貨とNFTの採用を促進すると期待されている。