ブルガリア証券取引所で仮想通貨取引きが可能に
BSE(Balgarska fondova BORSA=ブルガリアの証券取引所)は、投資家がビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)価格を追跡するETN (取引所取引ノート)を通じて仮想通貨取引ができるようになり、世界的な仮想通貨採用の流れに向けた前向きな一歩を踏み出した事がわかった。
BSEはプレスリリースの中で、ETC Group、VanEck、WisdomTreeが運営する製品を含む8つの仮想通貨ETNが取引できるようになると述べた。
ブルガリアは現在、ドイツ取引所やユーロネクストを含むいくつかの主要なヨーロッパの取引所に参加しており、仮想通貨関連製品の取引を許可しており、BSEによると、後者は2年前にこれらの商品の取引を開始したという。BSEのエグゼクティブディレクターであるManyu Moravenov(マニュ・モラヴェノフ)氏は次のように語っている。
BSEインターナショナル仮想通貨ETNを使用すると、投資家は独自の仮想通貨ウォレットや暗号鍵を作成することを約束しませんが、選択した機器が体系的に規制され、規制に準拠していることが保証されます。
BSEは、製品はユーロで通常の取引時間中に取引されると述べている。製品の流動性は、ドイツ取引所および専門の交換オペレーターであるTradegateAGとBSEのパートナーシップを通じても確保されるとのこと。
仮想通貨採用が急増
仮想通貨の公開を許可するBSEの動きは、世界中で仮想通貨の採用が増加している中で発表された。
ブルガリアのアセン・ヴァシレフ(Asen Vassilev)財務相は最近、国が仮想通貨の支払いを許可するオプションを模索している事を明らかにしている。また、先週には、NEXTMONEYの特集記事「ウクライナがついにビットコインなどの仮想通貨を合法化へ」で報じたように、ウクライナがロシアの侵略の迫り来る脅威に直面しているにもかかわらず、仮想通貨を合法化し、ここ数週間、仮想通貨市場を迷走させている。
Chainalysis(チェイナリシス)が2021年に公表したレポートには、世界的な仮想通貨の採用が「急上昇」しており、新興市場で最も強力であったことを示しているほか、ベトナムとインドは、P2P(ピアツーピア)の取引量で最高ランク付けされている。