Gucciがメタバース市場に参入
イタリアのファッションブランドとして世界的に広く知られるGucci(グッチ)がサンドボックス上の仮想土地を購入し、メタバース市場に参入したことが分かった。
Crafting the future, pixel by pixel. Vault is building its own virtual world on @TheSandboxGame. Discover more https://t.co/wEUMFPiNsg #GucciVault pic.twitter.com/GVW1mpyJQC
— gucci (@gucci) February 9, 2022
ピクセルごとに未来を作り上げる。Vaultはサンドボックスゲーム上に独自の仮想世界を構築しています。
人気ファッションブランドのグッチが、サンドボックス(Sandbox)の仮想土地を購入し、メタバースプラットフォームで世界を構築し始めたことをTwitterとボイスチャットサービスDiscordグループで発表。グッチのクリエイティブディレクターであるアレッサンドロ・ミシェル(Alessandro Michelle)氏は、グッチのデザイナーが作成したデジタルグッズを、サンドボックスの多数のクリエイターツールを介して、プレーヤーやクリエイターが購入、所有、個人的な体験で使用できるようになるシナリオを想定しているとのこと。
同ブランドのメタバース参入により、サンドボックスプレイヤーは、ユニークなデジタル衣類などのデジタルアバター用にグッチの商品を購入できるようになった。ただし、現時点でグッチは、ロットのサイズや支払った価格については開示されていない。
大手ブランドを引き付けるサンドボックス
グッチは、バーバリー、アディダス、ワーナーミュージック、ボーリングエイプヨットクラブ、アタリ、ナイキなどに加わり、メタバース市場に参入。
2022年1月、デジタルデザイナートイブランドのSuperPlastic(スーパープラスチック)と提携し、Gucci x SuperPlasticNFTシリーズを作成し、3部構成を完売させている。また、ゲーミングプラットフォームRoblox(ロブロックス)の2人の開発者と提携し、2020年12月に公式の衣料品ラインを立ち上げている。
サンドボックスは、イーサリアム(Ethereum)ベースのオープンワールドゲームおよびコミュニティ主導のプラットフォームであり、プレーヤーは仮想体験を構築、所有、および現金化できる。2022年初めからメタバースに大手ブランドを引き付けており、取引はゲームのネイティブSANDトークンを使用して行われている。