BybitがRedbullと史上最大のスポンサー契約
シンガポールの仮想通貨取引所Bybitは、F1チームレッドブル・レーシング(Red Bull Racing)と初のF1スポンサー契約を発表したことがわかった。
仮想通貨取引所Bybitは、Red Bull Racingに対して年間5,000万ドル(約57億円)の支払いを3年間のスポンサー契約で締結。今パートナーシップは、F1と協力することでBybitがファンのエンゲージメントをさらに高め、コラボレーションを通じてサービスと製品を宣伝することを目的としている。これにより、Bybitのロゴが2022年シーズンのRed Bullチームの車両に印刷されるほか、Bybitはプリンシパルチームパートナーとしてのステータスを付与され、RedBullチームの公式仮想通貨取引所パートナーとしての役割も果たすとのこと。
2018年3月に設立されたBybitは、仮想通貨取引所として過去4年間で飛躍的に成長し、現在、世界中で600万人を超える登録ユーザーを誇っている。Red Bull F1のテクノロジーインキュベーターパートナーにもなるBybitは、グリーンテクノロジーの開発を通じてイノベーションを推進し、持続可能性とインクルージョンプログラムに焦点を当てるという考えに賛同しているとのことだ。
Red Bull史上最高額スポンサー契約
Red Bullはこれまで、1億5,000万ドル(約172億円)のスポンサー契約が最高額であったため、今回のBybitとの契約はRed Bull史上、一番金額の高い契約になる。
最近では、ソフトウェア大手のOracle(オラクル)もRed Bullとのスポンサー契約を締結しており、2つを合わせると年間1億1,000万ドル(約126億円)になり、チームの支出のかなりの部分をカバーできるという。実際、Red Bullのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)氏は、F1チャンピオンシップのタイトル決定レースで優勝。2021年のチャンピオンは今シーズンの最後のグランプリに出場するなどの活躍を見せている。
一方で、活発なスポンサー契約を行っているのはBybitだけでなく、アルゴランド(Algorand)はドローンレーシングリーグ(Drone Racing League)と5年間で1億ドル(約115億円)相当の契約を結んでおり、このパートナーシップにより、5年連続で年間2,000万ドル(約23億円)を投資している。また、シンガポールに本拠を構え、仮想通貨取引きアプリを提供しているCrypto.comもF1の主要スポンサーの一つであり、2022年5月に予定されている史上初のマイアミグランプリのタイトルパートナーとして発表されている。