ソフトバンクが韓国のメタバースプラットフォームに投資予定
日本の多国籍コングロマリット企業であるソフトバンク(SoftBank Corp.)は、韓国のメタバースプラットフォームZepetoに1億5,000万ドル(約170億円)を投資する交渉を行っている事が分かった。
*SoftBank to Invest $150 Million Into Metaverse Platform Zepeto, Companies Say
— *Walter Bloomberg (@DeItaone) November 30, 2021
Zepetoは、南アジアで最も急速に成長しているメタバースプラットフォームの1つで、1日あたり200万人のユーザーを誇っている。
同プラットフォームを使用すると、ユーザーは写真をスキャンしてメタバースをローミングするだけで、他ユーザーと対話しながらデジタルアバターを作成できるブログ感覚の手軽な使いやすさで多くのファンをわしづかみにしている。プラットフォームユーザーの70%が13~24歳の若い女性で、この業界では女性ユーザーが支配する珍しいプラットフォームだ。Zepetoを運営する韓国のインターネット大手の子会社であるNaver Zの最高戦略責任者であるルーディー・リー(Rudy Lee)CSO(最高戦略責任者)は次のように述べた。
私たちはおそらく世界最大の仮想ファッション市場です。
メタバースプロジェクトの台頭
Zepetoは、四半期中に4,700万人のユーザーを報告し、最も忙しいメタバースプラットフォームの1つになった。
大手メディアウォールストリートジャーナルによると、ソフトバンクの1億5000万ドルの投資は、10億ドル(約1,134億円)を超える企業評価をもたらし、初期のメタバースユニコーンの1つになる。ソフトバンクとは別に、シリーズBの資金調達ラウンドでは、人気のK-popグループBTSをマネジメントするHYBEが参加し、メタバースプラットフォームに約4,100万ドル(約46億円)を投資する予定だ。
メタバースは仮想通貨の世界からの最新のブレイクアウトユースケースになり、主要な主流の金融会社はエコシステムに大きな関心を示している。ザ・サンドボックス(The Sandbox/SAND)やディセントラランド(Decentraland/MANA)などのメタバーストークンは、11月のトップ獲得者の1つだ。SANDとMANAは、当NEXTMONEYの特集記事「メタバーストークンのトレンドが加速:SANDとMANAが急上昇」でも報じているように、過去30日間でそれぞれ10倍と7倍に上昇した。