BitMEXがカーボンニュートラルへ移行する初の仮想通貨取引所に
仮想通貨取引所BitMEXは、カーボンニュートラルへの以前の取り組みを続けており、11月2日(火曜日)、同取引所はビットコイン取引の環境フットプリントを相殺する計画を発表。また、研究計画と、仮想通貨の環境への影響を低減するためにイノベーションを使用することに専念している組織とのパートナーシップも発表した事が分かった。
仮想通貨とエネルギー消費についてはいくつかの議論があり、最新データによると、ビットコイン(Bitcoin/BTC)だけでも多くの国よりも多い電力を使用していることが分かっている。これらの驚くべき数字が、NEXTMONEYの特集記事「イーロン・マスク氏、テスラ社がビットコインでの支払を受け入れたと発表」、「テスラが「環境への多大なコスト」を理由に、ビットコインの支払いをやめる」で報じているように、大手電機自動車メーカTeslaのイーロン・マスク(Elon Musk)CEO(最高経営責任者)が一度は受け入れを決めた仮想通貨での支払いを、2021年5月に受け入れるのをやめた理由である。マスク氏によって公になったの仮想通貨の支払を辞めた理由は、「ビットコインマイニングのための化石燃料の使用が急速に増加している」ことであった。
BitMEXは持続可能性に取り組む
BitMEXはカーボンニュートラルなブロックチェーントランザクションを可能にする初の仮想通貨取引所になった。
同取引所は、10万ドル(約1,100万円)相当の7,110tのCO2クレジットを購入したと発表しており、その意図は、ビットコイン取引の環境フットプリントをカバーすることである。同取引所はさらに、CO2クレジットを購入するだけでは十分ではないため、カーボンニュートラルになる他の計画を明らかにし、今後、同取引所はビットコインやその他の仮想通貨の真の環境への影響に関する研究に投資する予定とのことで、次のように述べている。
私たちはまた、仮想通貨の革命的な可能性と社会的価値、そしてそれが人々の生活をより良く変える方法についての理解を深めたいと思っています。
また、BitMEXはイノベーションを通じて環境への仮想通貨の悪影響を減らすのに十分な配慮をしているエンティティと提携する取り組みを明らかにした。
BitMEXは、テクノロジーを使用して生態系を監視し、森林を回復する組織であるPachamaと協力し、炭素クレジットを取得。多くの国でいくつかの森林破壊防止および森林再生プロジェクトを支援している。