ECBが30人で構成される諮問委員会を任命
CBDCとして知られるデジタル通貨は、金融セクターで発生するデジタル革命に注目する国立銀行が増えるにつれ、勢いを増しおり、10月25日(月曜日)、ECB(European Central Bank=欧州中央銀行)がデジタルユーロの予測される影響の調査に焦点を当てたまったく新しいデジタルユーロ市場諮問(しもん)委員会を結成したことが分かった。
10月25日の発表で同団体は、広大なヨーロッパの決済環境で実績のある経験を持つ30人の上級ビジネス専門家を委員会メンバーに任命。欧州の金融機関は、30人の委員会が、より多くの消費者が毎日デジタル決済チャネルに目を向けるにつれ、デジタルユーロの可能性を調査するという理事会承認の結果であると述べている。現時点で、選ばれたメンバーは、ERPB(Euro Retail Payments Board=ユーロリテールペイメントボード)に転送し、個人的な立場で動いていく構えである。また、同メンバーは四半期ごとに会議を開き、初会議は2021年11月に予定されている。
同グループは顧問の役割を果たし、ユーロシステムと協力し、潜在的なデジタルユーロの設計と流通チャネルを選択していく。諮問委員会メンバーには、IKEA、Bankart、BBVA、Deutsche Bankなどの企業の金融専門家で構成されており、ECBが提案されたプロジェクトに関する産業的視点を獲得するのを支援することが期待されている。
銀行は金融課題に対処するために革新
現在の金融情勢は、繰り返し発生するインフレ問題に続き、現在の課題に対処するために時代遅れの技術を使用していることで批判されている。
これらの課題対処するため、デジタル通貨に軸足を移す投資家や貯蓄者が増えるにつれ、アペックス銀行(Apex Bank)はそれぞれの法定通貨のデジタル形式の立ち上げを検討することを余儀なくされている。これまでのところ、バハマ、グレナダ、セントルシアなどの小さな島国と、他の2カ国がプロジェクトに参加することで、複数の取り組みがさまざまな結果をもたらしている。