VanEck がソラナETNをリリース
米国の資産運用会社であるVanEck(ヴァンエック)は、ヨーロッパ最大の証券取引所であるドイツ取引所から、SolanaETFをリリースした事を明らかにした。
仮想通貨ソラナ(Solana/SOL)は近年大きな注目を集めている仮想通貨の一つであり、過去2カ月間で、新しいATH(過去最高値)に到達したことなどが、注目を加速させている大きな要因であるとされている。さらに仮想通貨SOLは、ナスダックに匹敵する1秒あたり50,000のトランザクションが処理でき、既存の資産を証券化できるなどの特徴を持っている。
Xetraから3つのETNが上場
VanEckは今回のSolanaETFに加え、トロン(Tron/TRX)、ポルカドット(Polkadot/DOT)の仮想通貨ETN(上場投資証券)のリリースが承認されたことを明らかにしている。
これら上記3つの仮想通貨ETNは現在、クセトラ(XetraDeutscheBörse=ドイツ株式電子取引所)に上場されており、9月21日(火曜日)から証券取引所での取引が開始される。VanEckからの仮想通貨ETNリストは、ファンドマネージャーがドイツの株式取引所で、世界初のビットコインおよびイーサリアムETNを立ち上げてから数カ月後の出来事である。これにより、仮想通貨ETN製品は、チューリッヒ、パリ、アムステルダムなどのヨーロッパの主流の金融市場へと拡大させることで、新たな仮想通貨投資家の参入が期待されており、VanEckのデジタル資産部門で責任者を務めるガボール・グールバックス(Gabor Gurbacs)氏は次のように述べている。
ネットワークの利用と採用の拡大に続き、トロン、ソラナ、ポルカドットETPを発売できることをうれしく思います。ETPは、高品質の市場アクセス、透明性、およびデジタル資産にアクセスするための強力な規制フレームワークを提供します。
VanEckの発表により、ソラナブロックチェーンは先週、多数の未確認のトランザクションが発生したことでクラッシュしており、その期待の大きさを表していると言える。一方、多くのイーサリアム支持者からは、イーサリアムキラーの異名を持つソラナの欠陥を指摘する声も多く挙がったが、ソラナの創設者はクラッシュは開発プロセスの一部であると主張している。
また、NEXTMONEYの特集記事「VanEck、ビットコインETFアプリケーションがSECによって承認」で報じているように、2021年3月に、SEC(米国証券取引委員会)はVanEckビットコインETF申請書を発行しており、VanEckは米国でビットコイン上場投資信託を立ち上げる可能性がある。