韓国規制当局が規制期限に向けて中小規模の仮想通貨取引所を注視

韓国仮想通貨取引所が規制準備で追い込まれる

韓国の仮想通貨取引所に対して今後必要な当局への登録のために与えられた期間がほぼ終わ、KoFIU(Financial Intelligence Unit Korea=韓国金融情報部門または韓国資金情報機関)によると、閉鎖の危機に瀕している中小規模の仮想通貨取引所の動向に注視しているという。

規制要件に従い、韓国の仮想通貨取引所は韓国インターネット振興院(Korea Internet and Security Agency)からの情報セキュリティ管理システム「ISMS証明書」とともに実名で登録されたアカウントを所有しなければならない。ただし、すべての仮想通貨取引所がこれらの要件を満たせるわけではないため、NEXTMONEYの特集記事「韓国規制当局、仮想通貨取引所に9月24日までに登録するよう警告:未登録の場合は閉鎖される恐れ」、「韓国金融規制当局の調査で11の仮想通貨取引所が閉鎖へ追い込まれる」などで報じているように、複数の中小規模仮想通貨取引所が閉鎖へと追い込まれている。

期日までに資産を引き出さなければならない

韓国内で運営されている63の仮想通貨取引所のうち、24取引所は未認証のままとのこと。KoFIUは、これらの取引所がユーザーのお金をアカウントに保管されたまま離れてしまうのを防ぎたいと考えているとのこと。

当局は、9月24日までにFSC(Financial Services Commission Korea=韓国金融委員会)に登録できない取引所に対し、同日までにシャットダウンを余儀なくされたことをユーザーに通知するよう要求しており、当局によると、Banantok、Docoin、Cocofxなどが含まれているという。認定されていない取引所のユーザーは、シャットダウンする前に預金を引き出さなければならない。さらに、警察庁は18カ所のより大きな地方部隊に書簡を送付。それぞれに「仮想通貨関連の違法事件に専念する新しいチーム」を作るように伝えたという。警察は、今後数週間の「報告されていない販売と横領」を含む、さまざまな違法な仮想通貨関連の活動の「急激な増加の可能性」に備えていると韓国メディアが報じている。

一方、仮想通貨取引所大手のUpbit(アップビット)は、警察とインターネット上の情報の保護を監督する公的機関である韓国インターネット振興院の支援を受け、FSCによって現在も検討されている。さらに、Upbitに続いて、Bithumb(ビッサム)、Coinone(コインワン)、Korbit(コルビット)などの他のより大きな取引所がレビュープロセスを受けるという。

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