BitConnectプロモーターの2人がSECと370万ドル190BTCで和解へ

SECがBitConnectプロモーターの2人と和解へ

SEC(米国証券取引委員会)は、数十億ドル規模のビットコイン詐欺BitConnectのプロモーターの(※発起人・主催者)とされる2人と和解した事が分かった。

BitConnectのプロモーターの2人は、370万ドル(約4億円)以上を支払うことに同意したほか、190BTC(約10億3,000万円、※8月24日付CoinMarketCap調べ)を規制当局によって没収される。8月19日のプレスリリースでSECは、ニューヨーク南部地区が8月13日(金曜日)、MichaelCryptoおよび犯罪パートナーであるジョシュア・ジェプセン(Joshua Jeppesen)ことマイケル・ノーブル(Michael Noble)容疑者に対し、BitConnectに関与したとして判決を下したことを明らかにした。裁判所はまた、救済被告としてローラ・マスコラ(Laura Mascola)容疑者に対して最終判決を下した。

各容疑者に対する和解内容

5月、SECは、2017年6月から2018年1月までの貸付プログラムでBitConnectを宣伝し、同応容疑者が委員会にブローカーディーラーとして登録せずに未登録証券を売却したと主張した。

ジェプセン容疑者は、BitConnectとプロモーター間の連絡役を務めたとして非難され、イベント会社を代表していた人物である。一方、ノーブル容疑者は、ジェプセン容疑者のBitConnect活動から一定の収益を受け取り、活動をほう助したと指摘されている。

BitConnectは、かつてデジタル通貨の世界で最大の成功の1つで、2016年12月のICOの後、プロジェクトでは2017年にネイティブトークンが最大400ドル(約44,000円)に達し、時価総額は一時26億ドル(約2,854億円)に達していた。しかし、業界の専門家は、ポンジースキームと呼ばれるものに投資することに対して投資家に警告。1つは、投資家に月間40%の収益を謳った自己勘定取引ボットとボラティリティソフトウェアによるものと報告されており、このプロジェクトは2018年の初めにシャットダウンしている。

ノーブル容疑者とジェプセン容疑者はSECとの和解において次の制約を約束している。

請求された条項に違反すること、特定のマーケティングまたは販売プログラムを提供、運営、または参加すること、およびデジタル資産証券の提供に直接的または間接的に参加することを永久に禁じられています。

ジェプセン容疑者は、3,039,485ドル(約3億3,300万円)を支払うほか、150,000ドル(約1,650万円)の罰金と、約10億3,000万円近くの価値があるビットコイン、190BTCの没収すを和解の条件として命令が下されている。さらに、最終判決が下されたマスコラ容疑者は、576,358ドル(約6,300万円)を支払うように命じられ、ノーブル容疑者は裁判所によって後日、罰金などの金額が決定される。