ジャマイカ銀行、CBDC「デジタルジャマイカドル」最初のバッチを鋳造

ジャマイカ銀行がCBDCの初鋳造を発表

ジャマイカ銀行(Bank of Jamaica)は8月9日(月曜日)、「デジタルジャマイカドル」の最初のCBDCを鋳造した事を正式に発表した。

公式発表によると、2021年12月に終了する予定のデジタル通貨の実験的試行中に、合計2億3000万ジャマイカドル(約1億6,400万円)のCBDCがそれぞれの機関と認可された決済サービスプロバイダーに配られるとのこと。

ジャマイカ政府は、ついにジャマイカドルデジタル版の本格的な発売を宣言。最近、ジャマイカ銀行は、専用のCBDC部門が、2021年8月10日の緊密な金融交流会でCBDC初のバッチの鋳造をしたと公式に発表しました。CBDCのマイニングは、ジャマイカのナイジェル・クラーク(Nigel Clark)財務大臣、ジャマイカ中央銀行の上級幹部グループ、同じくナイジェリア中央銀行のリチャード・バイルズ(Richard Byles)総裁、アイルランドのテクノロジー企業eCurrencyMintの経営委員会の落ち着きと存在感の中で達成された。

ジャマイカ中央銀行は、国のCBDCは、より効率的で、より安全で、弾力性のある支払い手段として機能するなど、市民に多くの利益をもたらすことを意図していると述べており、今後、中央銀行側は次のように述べている。

預金取扱組織と連邦当局自体にとって、CBDCは現金管理の方法と費用を強化する機会を提供します。

ジャマイカのクラーク財務大臣は、Twitterを通じて、長年にわたる国の巨大な成長を強調した。

世界のCBDC立ち上げ競争

仮想通貨の採用は世界中で大幅に急増しており、当局は中央銀行のデジタル通貨の立ち上げを担当している。

専門家は、国家間の仮想通貨採用と仮想通貨市場の規制競争の中で、CBDC導入が大幅に急増したと推測している。2021年1月の当NEXTMONEYの特集記事「ウクライナ政府、CBDC開発でステラ開発財団と締結」、でも報じているが、ウクライナは今年の終わりまでにグリブナと呼ばれるデジタル通貨を発売すると宣言した。また、中国は仮想通貨法とデジタル人民元のデビュー競争で世界の注目を集めている。

ウクライナ政府、CBDC開発でステラ開発財団と締結

2021.01.05

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