Sony MusicとエミネムがNFTマーケットプレイスへ投資

Sony MusicとエミネムがMakersPlace へ投資

デジタルアートをNFT(非代替トークン)にして販売できる人気プラットフォームMakersPlace(マーケットプレイス)が、最新の資金調達ラウンドで、Sony Musicやエミネム(Eminem)などの注目を集め、3,000万ドル(約33億円)を調達した事が分かった。

2020年、NFTブームは主流メディアと仮想通貨メディアの両方で脚光を浴び、2021年7月、デジタル資産の売上高は過去最高を記録しており、宣伝の増加は、投資家やクリエイターへの関心を呼び起こした。そんななか、MakersPlaceによって実施されたデジタルアートに焦点を当てた初の資金調達ラウンドは、Sony Musicとエミネムを含むアートおよびエンターテインメント業界の大手プレーヤーを魅了。市場は最新資金調達ラウンドで3,000万ドルの調達を成功させた。

同社は2018年に設立され、最近のNFTブームにより、大手投資家の拡大と関心の高まも大きく影響し、2020年だけでも、MakersPlaceはユーザーベースが10倍に増加し、1億ドル(約109億円)を超えるトランザクションが発生したと報告している。

ダニー・チュー(Dannie Chu)創設者兼CEO(最高経営責任者)は、資金調達されたサポートは会社の使命を証明すると述べたうえで、次のようにコメントした。

私たちは、デジタルアートとNFTをコレクターファンに紹介するためのより多くの方法を見つけながら、境界を押し広げ、より良いツールとサービスでデジタルクリエーターに力を与え続けます。


アーティストやミュージシャンにもやさしいNFT

音楽業界における2つのビッグネームのNFTへの関心はもはや当然のことで、これまでにも音楽業界は、仮想通貨を大いに活用してきた。ミュージシャンは、メタルからクラシックまで、さまざまなジャンルのNFTを利用している。

最近、最新の仮想通貨ベンチャーの一環として、音楽がNFTとして宇宙に登場。これはNFTの財産を現金化することだけではなく、音楽業界内の一部の新興企業は、NFTの背後にあるテクノロジーを利用し、より大きな繰り返し発生する業界の問題と戦うことを望んでいるとみられる。配信、ストリーミング、著作権、および使用料はすべて、NFTベースのソリューションで実現されており、デジタル署名され、ブロックチェーンを通じて永続的に記録および検証される。

海賊版などに長年悩まされてきたアーティストやミュージシャンにとってNFTは、所有権や作品の正当性をはっきり見分けることのできる主流の手段となっているだけに、Sony MusicとエミネムもNFTを今後の活動に結びつけている。