マジックエデン(Magic Eden)がNFT市場を独占=シェアは37%

マジックエデンがNFT市場を独占

マジックエデン Magic Eden はNFT(非代替性トークン)市場で優位性を維持しており、2024年8月の市場シェアは36.7%、取引量は1億2,300万ドル(約176億円)に上っている事がわかった。

マジックエデンは、8月にNFT主要マーケットプレイスとしての地位を固め、取引量は1億2,247万ドルで36.7%の市場シェアを獲得。9月4日付けブログで、仮想通貨価格データアグリゲーターウェブサイトCoinGecko(コインゲッコー)のアナリストは、8月はマジックエデンが市場をリードした6カ月連続の月であり、急速に進化するNFTセクターでの影響力をさらに確立したと指摘。

2021年にソラナ(Solana/SOL)中心プラットフォームとして立ち上げられたマジックエデンは、2022年に2番目に大きなNFTマーケットプレイスとして注目を集め、31.7%のシェアを獲得。しかしその後、Solana NFTの減少により、2023年には市場シェアが3.4%まで低下している。2024年にビットコインオーディナル(※基本的にはビットコインネットワーク上のNFT)を統合することで回復し、3月の取引量は7億3,460万ドル(約1052.4億円)に達し、ライバルのBlur  https://blur.io/ (ブラー)を抜いて38.5%のシェアでトップの座を獲得している。

OpenSeaの市場シェア率は20%を下回る

かつてライバルであったBlurの市場シェアは、1月の35.4%から8月には25.4%に低下したが、かつての市場リーダーであるOpenSeaのシェア率は、2024年初めの9.9%から現在は19.9%に上昇している。

データによると、マジックエデン、Blur、OpenSeaの3社は合計で82%のシェアでNFT市場を3プラットフォームが支配している。CryptoPunksマーケットプレイスやX2Y2などの他のプラットフォームも上昇しているものの、OKX NFTマーケットプレイスは2023年後半の一時的な急上昇の後、18.4%から2.4%への最大の下落を経験し、苦境に立たされている。CoinGeckoのアナリストは、NFT取引スペースは、NFT強気相場で強気の地位を築いたOpenSeaが支配する独占から、2024年にはNFTマーケットプレイス間のより健全な競争と多様性を伴う寡占へと進化していると指摘している。