英国警視庁が1億5,800万ドル以上の仮想通貨を押収
英国警視庁の経済犯罪司令部によると、英国操作当局は6月23日（水曜日）、仮想通貨で1億1,400万ポンド（175億円）相当を押収した事を発表。これはマネーロンダリング事件に関連している犯罪に絡んだ仮想通貨と見られており、世界最大の仮想通貨の押収額と考えられている。
ロンドン警視庁は、この作戦は「犯罪資産の譲渡について受け取った情報に基づいて、メットの経済犯罪司令部の刑事によって行われた」と述べている。作戦に関する詳細は発表されていないが、犯罪司令部は、犯罪資産の譲渡に関して受け取った情報により可能であると述べており、ジョー・ライアン（Joe Ryan）巡査官は次のように語っている。
犯罪者は自分のお金を正当化する必要があります。そうしないと、法執行機関に押収されるリスクがあります。犯罪収益はほとんどの場合、起源を隠すためにマネーロンダリング（※資金洗浄）されますが、再投資される前に資金の流れを妨害することで、ロンドンは犯罪者にとって非常に困難な場所にすることができます。
現在も調査は継続中
また、英国警視庁の経済犯罪司令部のグラハム・マクナルティ（Graham McNulty）副委員長は、金銭と暴力の「固有のつながり」を強調し、犯罪者が収益を洗浄するためのより洗練された方法にどのように移行しているかを指摘しており、次のように語っている。
捜査官は、デジタル送金された資金を混乱させて押収するだけでなく、犯罪者から現金を奪い続けています。2020～2021会計年度には、犯罪者の手から4,700万ポンド（約72億円）以上を押収しており、この現金はもはや犯罪に再投資することはできず、麻薬や武器を購入して捏造するために使用することも、若くて脆弱な人々を犯罪に誘惑して搾取するために使用することもできません。
マクナルティ副委員長は、同事件がまだ進行中のため、これ以上の情報は提供していない。今月初め、ロンドン警視庁は、その活動の一環として仮想通貨資金の移転を停止するための追加の権限を求めていると報告され、タイムズ・オブ・ロンドンは、スコットランドヤードは、犯罪者がそのような移籍を行うのをより困難にするための法改正を望んでいると具体的に述べたほか、ロンドン警視庁関係者のミック・ギャラガー（Mick Gallagher）氏は次のように語っている。
私たちが行っている会話は、現金ベースの犯罪について私たちが持っているのと同じ種類のアプローチに仮想通貨をどのように合わせるかについてです。
