LUNAが81%以上の暴落でドルペッグからTerraUSD(UST)が脱落か

LUNAが81%以上の暴落

仮想通貨市場で大暴落が続くなか、ビットコイン(Bitcoin/BTC)は54%近く、イーサリアムは60.6%、アルトコインは90%以上下落。この大暴落のなかで、テラ(Terra/LUNA)は3月の過去最高の22.36ドルから、その価値の81.3%を失っており、テラUSD(TerraUSD/UST)価格も引きずられて大暴落し、ステーブルコインの危機を招いている。

CoinMarketCapの調べによると、5月25日12時時点のビットコイン価格は1BTC=4,162,000円(38,000ドル)台後半で推移しており、前日同時刻比で7.61%上昇に転じ、1週間で15.12%、時価総額78兆970億円にまでやや回復。イーサリアム価格についても、1ETH=277,000円(2,500ドル)台で推移しており、前日同時刻比+17.56%、1週間で-25.01%、時価総額32兆6,207億円台にまで回復。LUNAは650円(6ドル前後)台前半で推移しており、前日同時刻比+22.83%、1週間で-60.57%にまで回復し、時価総額は2,590億円となった。

CoinMarketCapより画像引用

LUNAの価格のこの大きな変動は、ステーブルコインのテラUSDも引きずられる様に大暴落し、5月19日、TerraUSDは、回収して1.02ドルに達した後、0.897ドルにまで下落したため、ドルペッグから大きく逸脱。

CoinMarketCapより画像引用

その後、5月23日、再び下落し始め、USTは0.919まで下落し、5月25日時点のテラUSD価格は、1UST=106円(0.9828ドル)台で推移しており、前日同時刻比+3.07%にやや回復しているものの、1週間で-2.16%と完全回復には到達していない。DeFiの全天候型ステーブルコインであるジャイロスコーププロトコルを構築しているアリア・クレーグス・ムンット(Ariah Klages-Mundt)氏は次のようにコメントしている。

取り付け騒ぎの影響でTerraUSTステーブルコインが崩壊する可能性があります。USTは内因性の担保ルナに支えられています。現在のLUNAの時価総額は、間違いなく未解決のUSTにまで下がっています。現在、私たちは危険なスパイラルに陥っています。ユーザーがUSTからパニックに陥ると、これによりLUNAの暴落がさらに強化されます。

 

大クラッシュスパイラルのなかでサポートが登場

ステーブルコインの設計は、LUNAの価値がUSTの予想される使用法に由来する内因性の担保に基づいています。

ムンット氏は、上向きに利益をもたらしたものの、今では下向きにとても危険なスパイラルで具体化していると警告しており、USTはその価値の半分にまでは失われていないものの、仮想通貨以外の人々が使用するステーブルコインがそのようになってしまうと、市場にとって本当に悪いスパイラルに陥る可能性がある。

フリーマン氏によると、貯蓄を維持したい非仮想通貨投機家によって効果的かつ大幅に採用されているステーブルコインにとって非常に良いことではあるが、バックアップのないアルゴリズムを特性とするステーブルコインが経済的に爆発することで、規制の反発を受けて崩壊し、限りなくゼロに近づくと同氏は見ている。このような状況のなか、ルーン(Thorchain/RUNE)がサポートに来て、ツイートを発信している。

Terraはストレステストを受けています。USTミント/バーンはLUNAに価格の再帰性を生み出し、割引は不確実性の尺度です。そして、彼のチーム/バッカーは、脈拍に指を置き、速く動いています。USTはパリティに戻り、ビルダーをバックアップしていく長いイノベーションです。