オランダのドミノ・ピザフランチャイズ店、ビットコインで給与払いが可能に

オランダのドミノピザがビットコインで一部賃金を支払い可能に

オランダでドミノピザ16店舗を所有・運営しているImmensusが、スタッフにビットコインでの給与の一部を提供していることが分かった。また、著名投資家のアンソニー・ポンプリアーノ氏が「ビットコインピザ」プロジェクトにて、ピザ10,000ボックスを販売する事が分かった。

2010年の5月22日、ビットコインは初めて交換手段として使用されました。その日、ITエンジニアのラズロ・ハニェッチ(Laszlo Hanyecz)氏により、ビットコインフォーラムでビットコインを使ってピザを購入することを提案。実際に2つのピザが届けられているが、これがビットコインで商品を購入した初めての取引(支払い)であったのは、すでに多くの仮想通貨ユーザーの知るところである。これ以降、ビットコインコミュニティでは、毎年5月22日が“ビットコイン・ピザの日”として、ビットコインの誕生を祝う日となっている。

2020年12月には、当NEXTMONEYの特集記事「ベネズエラのピザハット、ビットコイン決済が可能に」で報じたように、ベネズエラ国内の最も古い店舗で実際にビットコイン決済を受け付け開始したほか、2021年3月中旬には、「Pizza Hut(ピザハット)カナダ、独自のNFTをリリース」で報じたように、ピザハットカナダが、世界初の「非代替ピザ(NFP)」である1 ByteFavouritesのデビューを3月17日に発表し、ピザのデジタルバージョンを販売している。

ImmensusGroupは、現在、スタッフにビットコインでの給与の一部を提供しており、仮想通貨海外メディアのTheBlockの取材に対してImmensusは、学校に通う若年層スタッフが、金融の世界に親しむように動機付けたいと考えているほか、新しいスタッフを維持し、引き付けるつもりであると語っている。共同所有者のジョナサン・グレヴィチシ(Jonathan Gurevichshi)氏のコメントを報じている。

Immensusは、ビットコインピザデーのニュースを発表したうえで、オランダの法律によると、最低賃金はユーロでなければならないという法律に沿い、従業員に対して全額ではなく賃金の一部をビットコインで受けることができると発表した。ImmensusGroupの共同所有者であるグレヴィチシ氏は、1,000人以上がビットコインで賃金を受け取れると述べ、次のように語っている。

これらの人々の一部は私たちのために働いており(16のドミノピザ店といくつかのレストラン)、これらの人々の一部は私たちの給与のために働いています。


ポンプリアーノ氏がビットコインピザプロジェクトを開始

そのビットコインピザの日が5月22日(土曜日)に到来。

ビットコインに対して大きな影響力を持つ著名投資家の一人であるアンソニー・ポンプリアーノ(Anthony Pompliano)氏は、米国の10都市で「ビットコインピザ」パイロットプロジェクトを開始した。同氏は5月19日(水曜日)、デジタル資産研究開発支援を目的とした「ビットコイン・ピザ(Bitcoin Pizza)」の立ち上げを発表。すべての利益はビットコイン開発者およびHRF(Human Rights Foundation=人権財団)基金に送られるという。ポンプリアーノはこのパイロットのため、個人経営のピザ店と提携し、「ビットコインピザ」ボックスで10,000個のピザの販売をめざしているとのこと。しかし、今回のプロジェクトは「ビットコインピザ」であるものの、ピザは米ドルで販売される。

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