Paxos がOCCから連邦銀行憲章の承認を取得
PayPalのパートナー企業で、denovo National TrustBankを設立した最新の企業であるPaxosが、OCC(米国通貨監督庁)から予備条件付きで、連邦銀行憲章の承認を取得したことが明らかになった。
連邦銀行憲章の承認を取得したことによってPaxosは、ビザの支援を受けた保管会社のAnchorage、貿易貸付会社のProtegoに続いて、最高の銀行規制当局であるOCCから連邦銀行憲章を認可された3番目の企業となった。
Paxosは条件付き承認を履行するため、今後18カ月にわたってOCCに提出されたビジネスプランを実行する必要があり、提出時に設定されたパラメーターを満たすことで、銀行は個別の送金業者ライセンスが不要となる。2020年12月に同社は、全国信託銀行憲章を求めていることを共有しており、憲章を取得したことにより、同社は、denovo全国信託銀行憲章の予備的な条件付き承認を取得した最初の通貨ネイティブ企業になるとのこと。
Paxosは、米国のユーザーがPayPalデジタルウォレットから直接仮想通貨を購入、保持、販売できるようにするため、決済大手PayPalの暗号サービスを強化するサービスであり、Venmoなどと同じ役割を果たしている。また、仮想通貨仲介サービスに加えて、Paxosには独自のステーブルコインであるPAX(Paxos Standard)を保有。同社はPAXに加え、仮想通貨取引所BinanceおよびHuobiとのパートナーシップを通じ、BUSDおよびHUSD安定コインの各ユニットを裏付けるすべてのドル準備金を管理している。
OCCは現在、Binance.USの新しいCEO(最高経営責任者)になる予定であるブライアン・ブルックス(Brian Brooks)氏のリーダーシップの下、仮想通貨サービスの提供とステーブルコインの使用を許可された銀行を含む、いくつかの仮想通貨フォワードの決定を下したばかりである。