EOSのシステムにバグ!?真実なのか?FUDなのか?
メインネットローンチを控えている仮想通貨EOSに、致命的なバグがあったとして報道されました。
このバグは、EOSネットワークノードに任意のコードを実行させることができてしまうという脆弱性であり、中国の大手インターネットセキュリティ会社である奇虎360が発見しました。
Media has incorrectly reported a potential delay in the release of EOSIO V1 due to software vulnerabilities. Our team has already fixed most and is hard at work with the remaining ones. EOSIO V1 is on schedule; please stay tuned to our EOSIO channels for official information.
— EOS (@EOS_io) 2018年5月30日
この発見に対し、同社はバグすでにEOS公式に報告し、修正に動き出しているとしていました。
今回見つかった脆弱性は、ハッカーが悪意あるコードを実行するスマートコントラクトを発行し、スーパーノードが実行することでセキュリティに欠陥を発生させ、ハッカーが遠隔でノードを操作することができるというものでした。
もし本当に今回のバグが事実であれば、顧客の情報を盗むことや、ノードに攻撃し、悪意あるハッカーなどにマイニングをさせることなど、致命的な事件になります。
しかし、その一方で奇虎360や、それに関連する組織によるFUDではないかとの見解もあります。
EOSは公式で今回のバグについて、すでにほとんどを修正し、メインネットローンチに備えていることを発表しています。
Media has incorrectly reported a potential delay in the release of EOSIO V1 due to software vulnerabilities. Our team has already fixed most and is hard at work with the remaining ones. EOSIO V1 is on schedule; please stay tuned to our EOSIO channels for official information.
— EOS (@EOS_io) 2018年5月30日
FUDであったことが発覚した為、EOSの価格は一時的に下落したものの、すぐに戻しています。
今回のFUDは中国セキュリティ会社の360の宣伝としてと考えれば動機として十分です。
結果的にEOSの強さ、人気を示すこととなりました。