PSGムバッペ選手のNFTカードが、670万円で販売
フランス・パリに拠点を置く強豪サッカークラブ「パリ・サンジジェルマンFC(PSG)」に所属するキリアン・ムバッペ(Kylian Mbappé)選手のイーサリアムベースのNFTカードが、55,105ユーロ(約65,000ドル)で売却されたことが分かった。
ブロックチェーンベースのファンタジーフットボールゲーム「Sorare」のトレーディングカードが、約65,000ドルで競売にかけられた。Sorareの公式のカードページでは、イーサリアムベースのムバッペ選手のNFTカードが、販売されていることが確認できる。ユーザーはSorareを使用することで、自分だけのフットボールチームを構成、対戦することができ、そのためにはNFT(ノンファンジブル・トークン)と呼ばれる種類のデジタルカードを収集、交換することができる。
Sorareは今年9月、チャンピオンズリーグ決勝進出を果たしたパリ・サンジェルマンが、このゲームのライセンス100番目のサッカークラブとして参加したことを発表。この時の発表に伴い、ネイマールやキリアン・ムバッペなどのPSGに所属するスター選手がトークン化され、デジタルカードとして発売されていた。Sorareのニコラ・ジュリアCEOは当時、以下のようにPSGの参加について語っている。
パリ・サンジェルマンは、ネイマールやムバッペのような信じられないほどの選手がチームに所属している今年のチャンピオンズリーグ決勝進出チームです。彼らが100番目のライセンスクラブとして参加することを光栄に思う。彼らがソラーレについてコミュニケーションを取ることで、ブロックチェーンゲームとイーサリアムスペースに多くの新しい人々を取り込むことができます。
ムバッペ選手のオークションは11月30日に開催され、落札額は55,105ユーロとNFTカードの中ではかなり高額である。しかしNFTカードは、イーサリアムブロックチェーン上に一枚しか存在しておらず、非常に高い希少性を持っている。現時点のカード所有者であるMaxmersch氏(ニックネーム)は、既に最低落札額を122,682ユーロ(148,553ドル)に設定しており、他のユーザーと売買が成立した時点で少なくとも83,800ドルの利益を獲得することが可能だ。
NFT市場は昨今、1億ドル規模の市場まで成長しており、、2020年の夏だけで57%の成長を遂げている新興市場だが、今後の動向にも目が離せない。