DeFiマイナー、イーサリアム2.0のセキュリティ脅威になる可能性浮上

DeFiマイナーがETH2.0の脅威になる日

ConsenSys(コンセンシス)社の調査によると、イーサリアムベースの分散型金融プロトコルから得られる高利回りは、ETHをネットワークの次のバージョンの保護から遠ざける可能性があると指摘している。

昨日発表された分散型ファイナンスに関するConsenSysの報告書によると、イーサリアム2.0の発売は、DeFiプロトコルによって中断される可能性があり、はるかに収益性が高くなる可能性があると指摘。第3四半期のDeFi報告書で、DeFiがイーサリアム2.0に対して大量の出資参加を得る最大の脅威になる可能性があると述べている。

DeFiとは、約110億ドル相当の仮想通貨が流れる、さまざまなイーサリアムベースの非保管金融商品を指すとDeFi Pulseでは解説している。

投資家は、契約に賭けたお金で利息と手数料を稼ぐが、この夏は一部のプロトコルで1000%を超えるAPY(※1)を提供しており、ブームはさったものの、投資家らはまだ利益を手に入れることができる状況だ。(※1)ARY (Annual Percentage Yield)とは、複利計算も含め、1年後に受け取れる利息を年率換算したものを指す。

イーサリアム2.0とその未来

イーサリアム2.0は、イーサリアムブロックチェーンのメジャーアップデートであり、年末までに公開される予定だ。このアップデートによってプルーフオブステークのコンセンサスメカニズムと、既存の資金をプールに賭けることでETHを獲得する機会がもたらされ、イーサリアム2.0がトランザクションを検証する方法となる。

ただし、さまざまなDeFiプロトコルがイーサリアム2.0ステーキングよりも高いリターンを提供する場合、ETH保有者はETHを別の場所に向けることを選択できる。したがって、イーサリアム2.0は、十分に安全分散化のために必要なステーキングとなり、ETHのしきい値がなくなるとConsenSysの報告書は述べている。

なお、ユーザーがステーキングに参加するためには、最低32 ETH、CoinMarketCapの現在価格で約130万円を必要とし、その間に別の同様事態が発生した場合に備えて、フェーズ1.5(少なくとも1年先になる可能性が高い)までETHを“リスク”でロックアップしなければならず、イーサリアムベースのラップされたBTCなどを提供する方法と少し似ているという。

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