ポルカドット(DOT)、BTCクロスチェーンブリッジを2021年1Qに稼働
ブロックチェーン相互運用プロジェクトPolkadot(ポルカドット)は、ビットコイン(BTC)へのクロスチェーンブリッジを2021年の第1四半期に稼働することを発表した。
Bitcoin is coming to Polkadot! @InterlayHQ will introduce Polkadot’s first trustless wrapped @Bitcoin – PolkaBTC – in early 2021. This marks an exciting step towards a truly interoperable blockchain ecosystem. https://t.co/bQZsCWD7g0
— Polkadot (@Polkadot) October 15, 2020
これにより、ユーザーは分散型金融(DeFi)プラットフォームで、BTCをPolkaBTCとしてトークン化して取引できるようになる。また、他のブロックチェーンと同様に、Polkadotユーザーはビットコインで裏付けられたトークンをPolkaBTCとして1対1の比率で取引でき、分散型取引所などの幅広いアプリケーションで使用できるようになるとPolkadotは説明している。
クロスチェーンブリッジのメリットとしては、一般的に第三者を必要とぜずに取引できることや、取引の際に手数料がかからないことなどが挙げられる。さらに、Polkadotがビットコインと1対1のレートで取引できるようになることで、Polkadotの価値が担保されるようになり、取引の活性化が期待されるとのこと。
トークン化についてPolkadotは、次のようにコメントしている。
トークンの内部では、BTC-ParachainはXCLAIMを実装しています。これは、中央集権的な組織を必要とせず、検閲に強い唯一のクロスチェーンフレームワークであり、一流の研究に裏打ちされています。
Polkadotの説明の通り、PolkaBTCは分散型ネットワークによって運営され、ネットワークの運用に権限や追加のトークンを必要としない。トークン化されたビットコインを使用すると、ユーザーはBTCをコインのネイティブブロックチェーンの外部に転送でき、これを行うために、「コピー」が他のチェーン上に作成され、実際のビットコインはスマートコントラクトを介してロックされる仕組みとなっている。
また、今年2月には、Polkadotが発行しているトークンである「DOT」が、コインベース・カストディでサポートが開始されており、トークンの取引範囲も広がっている。プロジェクトのロードマップによると、最初のアルファテストネットは11月に開始され、2021年1月にクロスチェーンブリッジのベータ版が開始される予定だ。