スイス企業、1500万ドルを調達でDeFiデータプラットフォームを構築
スイスの会社は、オープンソース金融データ製品を構築する計画であり、プロジェクトのために1500万ドル以上を調達したことを明らかになった。
DIAは、分散型金融(DeFi)スペースに焦点を当てたデータプラットフォームであり、同社は今後5年間で完全に分散型の自律組織(DAO)になることを目指している。プロジェクトの資金を調達するために民間販売と結合曲線の分配というトークンを購入するたびにトークンの価値がアルゴリズム的に増加する革新的なトークン販売モデルで、1万人近くの投資家から1500万ドルを獲得しており、 Outlier Ventures、TRG、Jun Capitalもこのプロジェクトを支援しているようだ。
資金は主にコミュニティから調達され、検証されたDeFiの財務データを提供するサービスの開発に使用され、この昇給は助成金プログラムであるDIA Labsを強化することになる。また販売では、3,000万のトークンが提供され、これは鋳造された総供給量の15%を占めているとのことだ。
指標サイトCoin Geckoによると、DeFiは最近時価総額の急増を見せており、8月の9日は110億ドル、12日は130億ドルであったDeFi銘柄の全体時価総額が、16日には150億ドルを超えた。これらの時価総額急上昇の要因の一つとして、今や時価総額第5位の仮想通貨でありDeFiの時価総額の49.2%を占めるChainlink(LINK)の成長があるとされている。また、DeFiを語る上で欠かせない指標の一つであるTVL(Total value locked)も上昇を続けており、8月17日時点で60億ドルを超える成長を見せている。
DeFi市場が盛り上がりを見せていることで、新たに発行されたビットコインの多くもDeFi市場に流入しているというデータも見受けられる。今回のスイス企業の1500万ドルという多額の資金調達も、DeFi市場への大きな期待の現れだと考えることができるだろう。
記事参照:The Block