LINEの仮想通貨取引所BITMAX、貸出サービスを発表|LINKは対象外
仮想通貨および、ブロックチェーン関連事業を提供するLVC株式会社は、同社が運営する日本の仮想通貨取引所BITMAXにて、仮想通貨の貸出サービスを開始することを発表した。同貸出サービスは2020年10月7日より開始される予定だ。
BITMAXが提供する仮想通貨貸出サービスは、ユーザーが保有する仮想通貨をBITMAXに貸し出すことによって、貸し出した仮想通貨の数量とその期間に応じて貸借料を受け取ることができる。この貸借料は、ユーザーが取引所へ貸出を開始した翌日から日時で毎日発生する仕組みが採用されている。(※実際に貸借料のお支払いを受ける場合は、返還申請または、追加の貸出申請が必要になる。)
またBITMAXは、今回発表した貸出サービスの最大の特徴について、次のように述べている。
最大の特長として、ユーザーは貸し出している暗号資産を最短当日、最長でも7日以内に返還を受けられるため、暗号資産の価格が変動した際、貸出しを終了して早期に売却することが可能となり、価格変動リスクの低減が期待できます。また、追加貸出や一部返還も可能で柔軟に申請することができます。
また貸出サービスの対象通貨は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)計5通貨が対象。貸出ルールについては、受付時間が当日9:00から翌日の8:59:59までとなり、貸出開始時間は、翌日12:00:00と設定されている。
貸出数量:最低〜最大
・ビットコイン:0.01BTC〜0.5BTC
・イーサリアム:1ETH〜20ETH
・リップル:1,000XRP〜25,000XRP
・ライトコイン:1LTC〜50LTC
・ビットコインキャッシュ:1BCH〜20BCH
貸借料支払い日
・返還の開始時間、または追加の貸出開始時間から、最短当日〜最大7日
日本の仮想通貨取引所BITMAXは8月6日、LINE独自の仮想通貨(暗号資産)「LINK」の取扱いを開始しており、日本国内のユーザーから多くの支持を得ている。この独自通貨LINKは、グローバル向け仮想通貨取引所BITFRONTの前身であるBITBOXにて、2018年10月16日より取扱いを開始している。
またBITMAXで取り扱われる仮想通貨は現時点で、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、LINK(LN)の計6種類だが、今回の貸出サービスでは、独自通貨のLINKは対象外となっている。