コインチェック、IOSTの取り扱い開始|わずか5分で12%上昇
国内の大手仮想通貨取引所コインチェック(Coincheck)は8日、仮想通貨IOSTの取り扱いを開始した。そして今回のコインチェックの上場により、IOSTの価格はわずか5分で12%近い上昇率を記録している。
コインチェックは同プラットフォームにおいて、現物取引はもちろん、仮想通貨を預けることで一定の料率で計算した利用料をその仮想通貨とともに支払われる「Coincheck貸仮想通貨サービス」および、毎月一定額を自動で積み立て、安定した仮想通貨投資ができる「Coincheckつみたて」での取扱いも開始されている。
コインチェックの発表によると、仮想通貨IOSTの取り扱いは国内の仮想通貨取引所では初であり、コインチェックが取り扱う仮想通貨の種類が、国内最多を更新する14種類となった。
IOST(アイオーエスティー/IOST)は、オンラインサービスに分散型のプラットフォームを展開することを目的として開発が進められている、ブロックチェーン技術を用いたプラットフォームおよび仮想通貨トークンのプロジェクトである。クレジットカードが利用されるのと同様のレベルでブロックチェーン技術を様々なサービスが活用できるようにすることを目指し、2019年2月25日にメインネットをローンチした仮想通貨だ。
コインチェックは最近、仮想通貨を使った資金調達の支援事業であるIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)を始める予定であることが明らかにされた。予定されるIEOの第1弾は、マンガアプリ配信などを手掛けるLink-Uなどが立ち上げた共同出資会社であ利、現段階でIEOについて、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)と調整しており、2020年度内にも実施する意向を示している。
国内の仮想通貨に対する投資家の意欲を高めるため、様々なサービスに積極的な姿勢を見せるコインチェックに注目が集まっている。