価格下落でもイーサクジラが増えている
最近、少なくとも68のイーサリアム(Ethereum/ETH)クジラは、大多数のトレーダーとは異なる行動をし、トレーダーや市場関係者の間で注目を集めたことが話題となっている。
9月に入ってから、30%価格急落の間に、少なくとも68頭のイーサリアムクジラがネットワークに参加し、数百万の所有が追加される可能性がある。
‘@santimentfeed‘s holder distribution chart shows that as #Ethereum was falling, there was a spike in the number of addresses with millions of dollars in #ETH, colloquially known as whales.
Roughly 68 new whales holding 1K to 10K $ETH have joined the network in the past 3 days. pic.twitter.com/HucYyMPQ2p
— Ali Martinez (@satoshilatino) September 6, 2020
Crypto TwitterユーザーのAli Martinez氏によると、分析サイトSantimentのホルダー分布図は、クジラホルダーが群衆と逆の行動をとっている時期を特定するのに素晴らしい方法だとツイートしている。このホルダー分布図は、価格が下がるにつれて、1,000~10,000のイーサリアム(Ethereum/ETH)を含む新たな投資家のアドレスが作成された数を示している。
成長するDeFi市場は、6月に始まるETHの需要を刺激し、毎日の取引数の増加に伴い、ガス価格の上昇も9月1日には約485 Gweiに達している。ただし、平均ガス価格は、ETH価格の低下に続く98 Gweiに下がっている。なお、余談ではあるが、SUSHIのようなDeFiプロジェクトにおいては、わずか5日間で88%もの急落を見せている。
イーサリアムは引き続き時価総額で397億ドルと2番目に大きい仮想通貨銘柄であり、テザー(Tether/USDT)は9月1日に30億ドルを超えた後、141億ドルに達し、執筆時点では、イーサは354ドルで取引されており、過去24時間でみてみると、4%の上昇をみせている。
イーサリアムは先週の水曜日、2年間の最高値である487ドルを記録して以降、土曜日の夜の316ドルまで下落し、わずか3日間で35%も価格が急落している。トレーダーの間にがっかり感が漂う中、週明けの月曜に市場は少し回復し前日同時刻比12%増の356ドルに上昇した。ピークの487ドルからはまだかなりの価格差はあるものの、トレーダーにとっては安ど感が広がった。
この回復にはSUSHIが少なからず関係しているとみる専門家もおり、Nomi chefが全てのトークンを市場に投入したことによってDefiコミュニティに恐怖を与えた分散型金融プロジェクトであるSushiSwapとの関係があると指摘する声も上がっている。