イーサリアム開発企業Consensys、インド・フィリピンのオフィス閉鎖

イーサリアム開発企業Consensys、インド・フィリピンのオフィス閉鎖

世界有数のブロックチェーン企業Consensysの創設者であるジョセフ・ルービン氏は、インドとフィリピンの現地オフィスを閉鎖し、11人の従業員の解雇を決定したことを語った。Consensysは、175,000ドルの資金で7つの新しいEthereumベースのプロジェクトをサポートしており、インドとフィリピンのオフィスの閉鎖を決定してもなお、Ethereumベンチャープロダクションスタジオは将来への投資を続けているようだ。

Consensysは2019年の初めから有望なプロジェクトと考えられるものに資金を提供しており、15のスタートアップに330,000ドルを投資している。

また、同社の体験型マーケティングの責任者であるブロッカー氏は、「Wave1からWave2、wave3になるにつれて、より信頼性の高いチームが登場し始め、よりユニークなアイデアが表に出てきました」とコメント。Wave3の中には、イーサリアムソフトウェアクライアントLighthouseとモバイル分散アプリケーションコンストラクターAliceなども含まれるとのことである。

また、同月ConsensysはブロックチェーンインフラストラクチャプロバイダーであるInfuraを買収したことを発表。Infuraは、分散型アプリケーションを構築するためのイーサリアムインフラストラクチャを提供しており、これを利用することで開発者は独自のフルノードをホストせずに独自のソリューションを展開できる。

Consensysはインドとフィリピンのオフィスの閉鎖を決定した一方で、継続的にスタートアップへの投資を継続しており、将来に向けた業界の可能性に希望を持っているようだ。