イーサリアム2.0が5番目に大きいステーキングプロトコルに
ステーキングプロトコルは、必要なしきい値の428%を超えてオーバーサブスクライブされており、現在、世界で5番目に大きなステーキングネットワークになったことが分かった。
DuneAnalyticsより画像引用
オンチェーン分析サイトのDuneAnalyticsのデータによると、イーサリアム2.0ステーキングプロトコルは現在2,245,602 ETH、を保持していることが示されている。
CoinMarketCapのデータによると、イーサリアムは現在、1ETH= 1149ドル、日本円で115,000円前後で推移しており、約2,583億円を超える価値がある。ただし、資産自体は先週43%以上の上昇をみせており、価格が下落し、新しいETHが預けられない場合、数値が変わる可能性がある。
StakingRewards Global Charts より画像引用
StakingRewardsによると、このネットワークは現在、最大の仮想通貨ステーキングネットワークの中で5番目の大きさを誇っており、ポルカドット(Polkadot)、カルダノ(Cardano)、シンセティックス(Synthetix)などがリードしている。
イーサリアム2.0とは
2020年11月に最初はスロースタートで発進したイーサリアム2.0だが、Ethereumネットワークのプルーフオブステークコンセンサスメカニズム(※ステーカーによって実行されるノードを使用し、トランザクションを検証するメカニズム)への多段階シフトの現在途中である。
仮想通貨で使用されるブロックチェーンにはトリレンマと呼ばれる課題がある。この課題解決に向け、ネットワーク上のトランザクションを検証するマイナーと呼ばれる一元化されたエンティティに依存する現在のプルーフオブワークからシャーディングという新たな技術と、シャードを一気に大量処理できるビーコンチェーンを投入したものがイーサリアム2.0である。
イーサリアム2.0のメリット
イーサリアム2.0のメリットには、より速く、理論的に安全なネットワーク形成が含まれている。これは、これまで、仮想通貨史上で人々を魅了してきた課題である。イーサリアム2.0の預金契約は、当初524,000 ETHで開始する必要があったものの、すでに428%以上オーバーサブスクライブされている。
莫大なお金がかかっているにもかかわらず、預金者はそれほど多くないのが驚きである。データは、4,483個の「一意の」バリデータのみがネットワークにデポジットされたことを示している。これは、デポジット者あたり平均500ETHです。その中で、いくつかの既知の寄託者は、仮想通貨貸付プラットフォームのセルシウスネットワーク(25,000 ETH)とイーサリアムの作成者であるヴィタリックブテリン(3,200 ETH)であることが分かっている。
なお、現在も預金は入り続けており、Dune Analyticsのデータによると、1月4日付で34,000ETH、約40億円相当が契約に預金されたことが示されており、今年これまでで最高の金額が預金されている。