スイスの大手保険会社が仮想通貨決済を導入
スイスの主要な健康保険会社Atupri Health Insuranceは、保険契約者がビットコインとイーサリアムでの支払いを利用できるようになった。
発表によるとAtupri Health Insuranceは、20万人の顧客がビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)を使用して支払いを行うために、暗号金融サービス会社のBitcoin Suisseと提携しており、ベルンに拠点を置くAtupriは、仮想通貨自体を保持するのではなく、BTCまたはETHがビットコインスイスによって交換された場合、スイスフランで法定通貨の支払いを受け取ることになるという。
Atupriのマーケティングおよびセールス部門の責任者であるCaroline Meli氏は、「ヘルスケア部門のデジタルパイオニアとして、私たちは社会のトレンドを予測し、長期的な展望を持つ保険ソリューションを提供しています。 ブロックチェーン技術とそれに伴う仮想通貨の使用は、ますます重要になっています。」と述べている。
Bitcoin Suisseは10億ドル以上の資産を管理し、しばらくの間さまざまな金融セクターに進出していて、5月には暗号ブローカーTezos(XTZ)の保管サポートとステーキングサービスを追加し、プラットフォームでの取引用に金、銀、プラチナを追加しており、伝えられるところによれば、来年には証券トークンの募集を開催し、2022年までに証券取引所に資産を上場する計画を持っているとのことだ。
スイスの居住者はしばしば暗号化ソリューションの最前線におり、この国は多くの機関や公共交通機関が暗号化を認めているツークの街を拠点とするFinTechフレンドリーな地域である「クリプトバレー」の本拠地である。また、ツェルマットのスイス自治体も最近、ビットコインスイスと提携してビットコイン納税オプションを導入しており、国主導で暗号化ソリューションが推し進められている国だと言えるだろう。