フランス大統領、ブロックチェーン技術を活用してレバノン援助に変革を

フランス大統領、ブロックチェーン技術を活用してレバノン援助に変革を

イスラエルのブロックチェーン新興企業Orbs(オーブ)は4日、ベイルートでの悲劇的な災害の外国援助を管理するため、ブロックチェーン技術の使用を促進することを目的に、フランスのエマニュエル・マクロン大統領への公開書簡を発表した。

ブロックチェーンの透明性と説明責任は、彼らが提供する財政援助が効果的に展開されていることを民間ドナーと政府の両方に示すことができると考えているため、支援者を安心させるのに役立つかもしれないと話す。

レバノンの元植民地勢力であるフランスのマクロン大統領は、この地域を訪問し、世界の指導者に時宜を得た救済策を提供するための援助パッケージを加速するよう要請したが、支援が地上で作業している正当なグループに行き、武装組織などの手に渡らなかったことを確認する必要性も指摘している。

というのも、悲しいことに、これまでの歴史の中で善意の援助が最大限に活用されていない事例がよくあり、レバノンでのような壊滅的な出来事により世界中からの人道的援助を必要としている状況に真摯に対応する必要がある。もちろん、ブロックチェーンが必ずしもこれらの問題を解決できるかといえば難しいところであるが、相互に信頼している必要のない複数の当事者が透過的に連携することができる機能があるのは確かであろう。

このため、OrbsはHexa Foundationと協力して、さまざまな政府や組織への対外援助の管理と配布におけるブロックチェーンテクノロジーの潜在的なメリットを促進しており、完全にカスタマイズ可能なソリューションを作成するための開発が可能なプロトタイプの構築もあきらかにしているとのことだ。

実際に、今年の初めにOrbsはCOVID-19パンデミックが流行し始めたときに人々に自己検疫を促すアプリを開発している。ブロックチェーン技術が持つ、分散型の特徴や透明性がこれらの援助や支援に利用されることは極めて望ましいことであり、今後もますます利用されていくことが期待されている。