仮想通貨取引所Bitfinex、シミュレーション口座での紙取引を開始

仮想通貨取引所Bitfinex、シミュレーション口座での紙取引を開始

2012年にイギリス領バージン諸島で登録し、香港拠点で開設された仮想通貨取引所Bitfinex(運営元:iFinex Inc.)が、ライブ口座で資金を危険にさらすことなくユーザーが戦略を練習できる「デモ口座」サービスで、最先端テクノロジーとは真逆の紙取引を開始した事が分かった。

新しく作成されたサブアカウントで利用できる紙取引は、ユーザーが実際の資金を預ける必要なく、シミュレーションされた仮想通貨市場の環境を用意。経験の浅いユーザーも、シミュレーション上でビットコイン取引ができる。同取引所は、プロの取引戦略を提供するために新たに紙の取引を構築しており、ユーザーは大切な資産を危険にさらすことなくプラットフォームの豊富な機能を探索することが可能だ。

紙取引で可能な取引ペアは、TESTBTC:TESTUSD、TESTBTC:TESTUSDT、TESTAAA:TESTBBBとのこと。さらに、証拠金取引や資金調達、デリバティブ、OTC(店頭)取引もシミュレーション可能だ。

紙取引シミュレーションを利用することで、ユーザーは楽しく安全な環境で取引スキルを磨くことができる。特にレバレッジでの取引は単なる(シミュレーション)ゲームではない本格的なもので、ペーパートレーディングでは、ユーザーはライブアカウントの資本にリスクを負う前に、戦略のテストランを実行できる。プロトレーダーや、より高度な戦略を実行するトレーダーにサービスを提供する取引所として、紙取引の開始は、ユーザーに十分な知識と情報を提供することを確実にするというBitfinexの取り組みの一部でであるとBitfinexのパオロ・アルドイーノ(Paolo Ardoino)CTOは語っている。

紙取引アカウントを有効にするには、ユーザーはログイン後、「サブアカウント」へ移動し、紙取引用に設定する新しいサブアカウントを作成すると利用可能だ。なお、ペーパートレーディング機能の詳細については、ナレッジベースにアクセスししたうえでペーパートレーディング-トレーディング戦略のテスト、学習といったシミュレーションが可能。

Bitfinexは、仮想通貨取引のワンストップショップとして278銘柄を取扱い、最大5倍のレバレッジのマージン取引を含むさまざまなサービスを提供している。2015年にハッキングで約40万ドル、翌年の2016年には約7300万ドルがハッキングで盗まれ、過去に2度もハッキング被害を受けた経験から、同取引所はセキュリティ対策に対してかなり万全な体制を整えている。

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はじめまして!仮想通貨やブロックチェーンの国内外の仮想通貨や関連ニュースを通して、ためになる知識をどんどん吸収していきたいと猛勉強中!。 普段は鳥の声さえずる緑豊かな田舎で2児の子供とバタバタしながらの~んびり暮らす、スローライフに憧れるちょっぴりドジな母の一面も。 将来は、田舎に広い庭のある小さなお家に住むぞ~!