バイナンス、仮想通貨オントロジー(ONT)のアップグレードをサポート

バイナンス、仮想通貨オントロジー(ONT)のアップグレードをサポート

世界最大の仮想通貨取引所の1つであるバイナンスは5日、Ontology 2.0ネットワークアップグレードをサポートすることを発表した。Ontology 2.0には、コミュニティ主導のアップグレードのMainNetへの統合が含まれており、重要なアップデートになるとされるOntology 2.0に強力なサポートがつく形となる。

これに伴いバイナンスは、Neo Enhancement Protocol 5ベース、またはNEP5のONTトークンデポジットのサポートを終了すると述べており、NEP5 ONTの今後の預金は、ユーザーのバイナンスアカウントに入金されないことが明示されている。

ONTの入金と引き出しは、7月6日の午前9時(UTC)に停止される予定とのことで、バイナンスによるとOntologyのアップグレードされたネットワークが安定し、入出金が再開されたらユーザーに通知するとのことだ。また、今回のOntologyネットワークのアップグレードによって新しいトークンが作成されることはなく、ONTに対するONGステーキング特典は影響を受けない。

というのも、Ontologyは、デュアルトークン(ONTおよびONG)モデルを使用するとのことで、ONTはコインであり、コンセンサスでのステーキングに使用できるが、ONGはオンチェーンサービスに使用されるユーティリティトークンであるためその影響はないとのこと。

Ontologyによれば、2020年6月9日から12日まで、コミュニティは、特にTrionesノードの結果について、そのガバナンスとステーキング経済モデルの開発において発言する機会をコミュニティに与えていたようだ。ただし、上位49のノードに対するオントロジー財団の最初の3年間のボーナスと配布方法は変更されていない。

バイナンスはONTコインと1対1で裏付けられ、取引所のブロックチェーンでホストされるトークンであるONT-33Dを発行している。そのことからもわかるように、バイナンスはOntologyの需要の増加を認識しており、メインネットへの移行により今後ますますその需要は高まっていくのではないかと考えられる。