米セブンイレブンでビットコイン購入できるサービスを開始=LibertyX
アメリカ国内最大のビットコインATMを提供する企業LibertyXが、ビットコインを全米で利用できるようにする展開をはじめた。
同社は本日、大手コンビニチェーン店のセブンイレブン、ドラッグストアのCVS/ファーマシー、同じくドラッグストアのRite Aidの3社と業務提携を締結し、消費者が全米20,000の小売店で現金でビットコインを購入できるようになったことを発表した。
Use cash and buy #bitcoin with LibertyX at 20,000 7-Eleven, CVS Pharmacy®, and Rite Aid stores nationwide. 0% conversion fees through 7/31/20. Sign up today! https://t.co/jrj6Pg5VkM pic.twitter.com/9Aj1kQ93kB
— LibertyX (@libertyx) June 22, 2020
ただし、LibertyXと聞くとATMを通じて購入すると思われがちだがそうではない。BTCの購入を検討しているすべての購入者がiOSまたはAndroidアプリをダウンロードし、参加している小売店でスキャンして現金取引ができるサービスを始めた形だ。なおLibertyXは、今回の新サービスに伴い、20年7月31日までの交換手数料0%のキャンペーンを実施している。
セブンイレブンでBTCを購入するには
セブンイレブンなどの小売店でビットコインを購入したいユーザーは、LibertyXが提供する新サービスの仕組み、LibertyXアプリをダウンロードし、アカウントを作成。ビットコインアドレスをアプリに表示される指示に従い、「購入を開始」をクリックすると、リストアップされた小売店1店舗を選択し、「今すぐ現金を追加」をタップする。その後は指定した小売店でLibertyXバーコードをスキャンし、支払いをする。
LibertyXの共同創設者兼CEOクリス・イム(Chris Yim)氏は新たな試みに向け、「ビットコインは過去10年間で最もエキサイティングな革新の1つだが、採用は信頼とアクセシビリティによって制限されている。誰もが日常の身近な場所でビットコインが買えるようにしたいと考えた。」とコメントしている。
LibertyXのウェブサイトには現在、店舗位置情報が掲載されており、興味のある顧客が最寄りの小売店がどこにあるかを調べられる。LibertyXは顧客にKYC情報の提出を求めており、名前、住所、生年月日、写真IDおよび有効な米国政府発行の運転免許証または州の身分証明書を提出しなければならない。なお、LibertyXを通じてビットコインの購入は1日あたり20ドル~最大500ドル分まで購入でき、支払は現金のみ受付している。