ビットコインキャッシュが史上最高値を更新

ビットコインキャッシュが史上最高値を更新

半減期とブロックサイズのアップグレード前にビットコインキャッシュ（BitcoinCash/BCH）が市場最高値を記録した事が分かった。

CoinMarketCapより画像引用

The May 2024 upgrade to Bitcoin Cash (BCH), CHIP-2023-04 Adaptive Blocksize Limit Algorithm, is now active on chipnet at block #174519 (0000000068675ff881ff763de0c4b47b8da8f64c7800c016a9dac60f7f8e0007)! 🎉

This upgrade resolves an economic vulnerability that was introduced in… pic.twitter.com/OxcK7aejLb

— Jason Dreyzehner (@bitjson) November 15, 2023

ビットコインキャッシュの2024年5月に予定されているアップデートでは、ブロックサイズ制限の適応アルゴリズムが実装されており、ブロック#174519以降チップネット上ですでにアクティブになっている。この機能強化は、2017年の ビットコイン（Bitcoin/BTC）からBCHネットワーク分割の主要な要因となった2010年に特定された経済的脆弱性に対処するとのこと。

このアルゴリズムは、ビットコインキャッシュのブロックサイズ制限を動的に変更し、活動が減少したと際の運用コストを削減する一方、成長が高まる時期にはブロックの最大サイズを毎年2倍に増やすことが可能とのこと。また、ブロックサイズの制限は、ネットワークインフラストラクチャーの技術要件を満たし、信頼性の高いコスト予測を可能にし、ネットワーク参加コストを増大させる攻撃を防ぐために不可欠である。

ブロックサイズ問題

ブロックが大きすぎると、個人や企業は冗長インフラストラクチャーにリソースを割り当てたり、外部サービスプロバイダーに依存したりすることを強いられ、プライバシーと自律性が損なわれる可能性があるという。

固定ブロックサイズの上限問題は、時間の経過とともに、ネットワークアクティビティがこれらの設定された境界までエスカレートする可能性があることで、タイムリーかつ一括更新がなければ、このようなシナリオはネットワークのサービス品質の低下につながり、トランザクションコストと処理時間が予測不可能になる。

適応型ブロック サイズ制限は、時間の経過とともに最大ブロックサイズを自動的に調整することで、この脆弱性に対処。新しいビットコインキャッシュアルゴリズムは保守的であり、観察された使用状況に基づいているとのことだ。ネットワーク使用量が減少している間は、インフラストラクチャーオペレータのリソースを節約するため、制限が徐々に減少。それとは対照的に、成長が加速している時には、制限は年間最大2倍まで増加する可能性がある。