リップル社が、YouTubeを提訴|損害賠償を請求
リップル社とCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏は、動画共有サイトであるYouTubeに対して訴訟を起こしたことが明らかになった。大手ビデオストリーミングのYouTubeは、ガーリングハウス氏を標的にした詐欺の問題に関して何も具体的な対策を示さなかったとして提訴されており、リップルとガーリングハウス氏は不特定の損害賠償を求めているようだ。
というのも、最近、YouTubeにガーリンハウス氏のインタビューの動画が何者かによって無断でアップロードされており、参加者に2,000 XRPから500,000 XRPを寄付アドレスに送信すると、すぐに20,000 XRPほどを返送するというフィッシング詐欺に使われていた。この詐欺は、「XRP 1 Giveaway」(「詐欺」)と呼ばれ、リップルのブランド・ガーリングハウス氏の評判及び、世界中のXRP保有者に対するサードパーティの攻撃のようだ。
リップル社はこのようなスピアフィッシング攻撃に使われた、ハッキングされたYouTubeアカウント及び、ガーリングハウス氏の肖像とリップルマークの横領に対してYouTube側に対策を要求していた。しかし、YouTube側はこの要求に十分に対処しなかったため、リップル社とガーリングハウス氏は、YouTubeのプラットフォームで発生した広範で有害な詐欺により、彼らの公共のイメージ、ブランド、評判に取り返しのつかない危害が与えられたとして提訴に至ったようだ。
ガーリングハウス氏は、「YouTubeは昨年150億ドルの広告収入を生み出しているにも関わらず、利用規約に違反する明らかな詐欺行為を警戒するためにさらなる資金を使うことはできないと話している」と不満を述べており、今後の判決には注目が集まる。