リップル(Ripple/XRP)がビットコインを破って最も取引されている資産に

XRPがビットコインを取引き量を上回る

SEC(米国証券取引委員会)に対するリップル(Ripple/XRP)の勝利により、仮想通貨コミュニティの間でXRPの需要が大幅に増加し、ビットコイン(Bitcoin/BTC)を上回る取引量を記録したことが分かった。

リップルとSEC間の長期にわたる訴訟でXRPが部分的に勝訴したことにより、XRPは法的明確性をある程度得た唯一の仮想通貨となり、大幅に価格が高騰。XRPトークンは最大の仮想通貨であるビットコイン取引量をも上回った。XRPの取引量は過去1週間で約10倍に急増。ただし、最近の取引高の増加は10カ月ぶりの高水準にすぎないことに注意することが肝心だ。

日本語訳:
XRPがBTCを上回り、最もボリュームのある資産となった。
先週の裁判所の判決以来、全仮想通貨取引量の21%がXRP向けとなった。

Kaikoが提供したデータによると、XRPはビットコインを超えて最大の取引高資産となった。リップル事件で略式判決が下されて以降、全仮想通貨取引量の21%がXRPのものになっていると言及している。XRPに続く取引き量となったのは、これまで単独首位であったビットコインだ。BTCは全仮想通貨取引量の20%を占め、続いて2番目に大きい仮想通貨であるイーサリアム(Ethereum/ETH)は、総取引量のわずか8%にとどまる記録となった。

XRPのベストはまだ先か

レオニダスが提供したデータによると、XRPの取引高はリップル訴訟の判決が出た7月13日(木曜日)に104億ドル(約1.44兆円)に急増した。

過去4日間で55%以上急騰したXRPだが、今回記録された毎日の取引量は、トークンの中で76番目に大きいものにすぎず、XRPの最高取引高は、2021年4月6日に370億ドル(約5.1兆円)が記録されている。XRP価格はYTD(※Year To Date=2023年の初めから今まで)ベースで118%上昇し、ビットコインは81%の上昇を記録した。

CoinMarketCapより画像引用

一時、XRPは1ドルに近づき、時価総額で4番目に大きな仮想通貨となり、CoinMarketCapの調べによると、7月18日11時時点での価格は、1XRP=100円(0.74ドル)台前半で推移しており、前日同時刻比では-2.24%と下がっているものの、1週間で+54.58%の上昇、時価総額は5.3兆円を超えている。今回の急上昇の要因に、複数の仮想通貨取引所からの再上場が考えられる。これまで、コインベース(Coinbase)やクラーケン(Kraken)などの取引所が取引サービスを再開させている。