ビットコイン先物のバックト、シリーズBで320億円を調達

ビットコイン先物のバックト、シリーズBで320億円を調達

ビットコイン先物取引を手掛けるバックトが、シリーズBの資金調達で320億円以上を調達した。2019年より取り組む機関投資家向けのビットコイン管理サービスなど、仮想通貨に特化したサービス開発に引き続き注力する狙いだ。マイク・ブランディナCEOが3月16日に発表した。

ブランディナCEOが投稿によると、バックトの親会社でニューヨーク証券取引所を傘下に抱えるインターコンチネル取引所(ICE)をはじめ、マイクロソフトのベンチャーキャピタル部門のM12、フィンテック企業のPayU、ボストンコンサルティング・グループ、ゴールドフィンチ・パートナーズなど計7社が投資ラウンドに参加した。7社には他にも、ブロックチェーン業界関連の投資機関であるCMTデジタルやパンテラ・キャピタルも含まれる。

バックトは2018年12月に1億8250万ドル(約194億円)を調達。総調達額は、4億8200万ドル(約513億円)を超える。

また、今回の資金調達の公表に併せて、今夏にリリース予定のバックトアプリの詳細をブログ上で紹介。同アプリは、仮想通貨のほか、ゲーム内の資産やロイヤリティポイント、航空会社のマイレージ、地元食料品店のポイントなど、属性の異なるデジタル資産を一括して管理できる仕様。ショッピングサイトでの買い物や現金の換金も可能という。

バックトは今夏のアプリ公開に向け、2月にソフトウェアサービスのブリッジ2・ソリューションズを買収する計画を発表。アメリカの金融機関トップ10のうち7社のロイヤリティプログラムと、アメリカ最大級の航空会社2社を含む4500以上のロイヤリティ及びインセンティブプログラムをサポートしている。