クレイグ・ライトの担当弁護士、「秘密鍵」を入手していないと主張
ビットコインSV(BSV)を率いるクレイグ・ライト氏の弁護士は、先日のビットコインの価格上昇要因と言われている110万BTCへアクセスする秘密鍵について、クレイグ氏が「まだ秘密鍵を入手していない」と証言した。仮想通貨メディアDecryptoが報じた。
弁護士によるとクレイグ氏は、110万BTCにアクセスするための秘密鍵を入手していたと主張しているが、現時点で秘密鍵を入手していないと同メディア伝えた。さらには驚くべきことに同弁護士は、秘密鍵を所有していることを主張していないとも主張してるという。
今回の「秘密鍵」に関する一連の報道は今月15日、仮想通貨BSV(ビットコインSV)が2日間で146%上昇。その上昇要因として、110万BTCへアクセスする秘密鍵を持っていると主張していることが、フロリダ州南部地区の裁判所に提出された文書から判明したことが起因している。
この裁判は、ビジネスパートナーであったデビッド・クレイマン氏が2013年に亡くなったことにより、クレイマン氏の親族アイラ・クレイマン氏が提起した訴訟でクレイグ氏が、パートナーであったクレイマン氏からおよそ110万BTCを着服した疑いがかかっている。
当初は、アクセスするための秘密鍵を保持する管理人と連絡が取れないと主張していり、先日の報道で秘密鍵が保管される「保税宅配便」が間も無く到着すると主張していた。しかし今回のクレイグ氏の弁護士の主張が本当であれば、ビットコインSV価格に大きな影響を与えるだろう。現在のBSV価格へ影響はない。