コインベースなどAAグレード仮想通貨取引所、9月取引量が31%急落

コインベースなどAAグレード仮想通貨取引所、9月取引量が31%急落

仮想通貨の情報サイトCryptoCompareが、発表した9月のレポートによるとCoinbase、Poloniex、Bitstamp、bitFlyer、Liquid、itBitといったAA〜Aグレードに格付けされた仮想通貨取引所の月間取引量が31.6%急落したことを観測したとのこと。一方、D〜Eグレードの下位仮想通貨取引所はスポットで総取引量の71%(3472億USD)を占めている。

CryptoCompareの仮想通貨取引所グレードの格付けは、法令遵守・投資・チーム・データの正確性など7つの項目から評価されており、日本の取引所はbitFlyerがAA、BitpointがA、BitbankとZaifがBといった評価を受けている。AAグレードの取引量は全体の3%(148億USD)のみで、AとBグレードはそれぞれ、14.3%(719億)と4.7%(238億)を占めた。

日毎の平均BTC取引サイズで見ると、下位の仮想通貨取引所の方が軒並み多く、上位7つを独占しており、トップはCinsbitで8.7BTCと他の他の取引所と大きな差を開けている。しかし、一日の取引回数で見ると2,526回しか行われていない。日毎の取引回数で見ると、上位の取引所が多く、Liquidが575,000回で首位に立っている。

永久先物商品首位はBitMEX

同レポートによる先物商品の調査では、日毎のデリバティブ取引量はOKExが首位で、30億USD、次いでHuobiが28億USD、BitMEXが18億USDと続き、上位3つで85%の市場を占めている。一方永久先物商品ではBitMEXが419億USDと他を圧倒する取引記録を見せ、次いでHuobiが233億USD、OKExが174億USDと続いた。

仮想通貨の取引量が大きく落ちた一方、先物市場は上昇している興味深いデータが出ている。