700以上の仮想通貨取引を追跡可能に |アンチマネーロンダリング対策
仮想通貨・ブロックチェーン追跡企業であるCipherTraceはマネーロンダリング対策などのため700を超える暗号通貨のトランザクションを追跡可能が可能になったと同社は火曜日に述べた。この700の通貨の中にはビットコインキャッシュやイーサリアムなどの有名アルトコインも多く含まれており、ボリューム別の上位100の仮装通貨の87%以上がAPIサービスを通じて追跡できるようになったことになる。
CTOのShannon Holland氏は今後、現在より多くの仮想通貨をシステムに取り入れるとしている。CipherTraceはGalaxy Digitalのような著名な企業の支援を受けてこれらのシステムを開発しており、6月には金融アクションタスクフォースが発行した規制ガイダンスに取り組んでいる。その中で約5億2200万の仮想通貨関連データを持っているCipherTraceは、仮想通貨プラットフォームが抱えるテロ資金調達やマネーロンダリング問題に取り組む優位性があると考えているようだ。
CipherTraceのCEOであるデイブジェバンズは、仮想通貨業界にとってこのデータビューを提供することは不可欠であると考えており、以下のように述べている。
「現在まで、暗号通貨エコシステムの大部分はAMLおよびCTFの監視に対して不透明なままでした。仮想資産サービスプロバイダーが犯罪者やテロリストのネットワークを遮断することを支援することで、業界は幅広く企業に採用され政府の受け入れに必要な信頼を獲得することができます。」
トランザクションアラートなどの機能を通じてCipherTraceは、政府や法執行機関、さらに厳しさを増している国際ルールとの整合を模索する仮想通貨関連企業やブロックチェーン会社に製品を販売している。