インドのcovid救済基金に2,000万ドル以上集まる
イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏が約10億ドル(約1,095億円)相当の仮想通貨をインドのcovid救済基金に寄付してから2カ月後、これまでに約2,000万ドル(約22億円)が集まったことが明らかになった。
ブテリン氏は2021年5月、新型コロナウイルスまん延に苦しむインドの救援基金に、10億ドル相当の柴犬コイン(SHIBA INU/SHIB)を寄付してから多くの寄付が集まっている。同氏の公開ウォレットによると、同氏は50兆以上の柴犬コインを仮想通貨用の救援基金に移しており、イーサリアムで使用される仮想通貨イーサリアム についても、500ETH(約2億円相当)ほどを募金している。振込時点では、寄付されたSHIB価値は10億ドル相当だったが、大手メディアCNNによると、同氏が寄付した直後にSHIB価値は急落。下落幅は13日時点で約30%に達するなど、通貨としての課題も浮き彫りになっている。
ニューデリーを拠点とする起業家のサンディープ・ニルワール(Sandeep Nailwal)氏によると、それほど多くないように聞こえるかもしれないが、流動性の低い資産を現金化し、政府の規制を遵守すること、そして適切な場所にお金を集めるという制約の下では十分な金額であるとのこと。基金は4月に記録的なコロナウイルスの波がインドを襲った際に創設されたもので、基金は現在、復活に焦点を合わせていると同氏は語っている。具体的には、全国の食糧配給に携わる組織や、インド農村部でCovid-19の重症患者のためのミニ集中治療病棟の設置を専門とするICUに寄付を行っている。また、地域の規制にも時間がかかっており、インドの外国貢献規制法に準拠するため、基金は徐々にトークンをドルに変換し、次にルピーに変換しており、これまでに約80%が完了している。
ニルワール氏は、募金にも慎重であると述べており、これまでに2,000万ドルを支払い、さらに2,000万ドルをパイプラインで支払ったが、お金が草の根レベルに達することを確実な目的として支援を行っている。