クレイグ・ライト氏は諦めない=「自身がサトシナカモトであることが、まもなく明らかになる」
仮想通貨ビットコインSV(BSV)の創設者であるクレイグ・ライト氏は、自身がビットコインの生みの親である「サトシナカモト」であるという主張をまだ諦めていないようである。クレイグ氏は先日開催されたCC Forum Conference 2019のFireside Chatにて、「自身が本物のサトシナカモトであるという主張が、間も無く明らかになる」と述べていることが明らかになった。
クレイグ氏は、自身が本物のサトシナカモトであるという主張について、次のように述べている。
「大学には2008年からの私の論文がまだあります。それだけで、あなたはそれが出てきたときに決定を下すことができます。(論文が発表されたとき)サトシは私を盗用したか?(ビットコインの)ホワイトペーパー(段落全体)にいくつかのセクションが存在しています。私がサトシナカモトであるか、サトシナカモトが私を論文を盗んだ。あなたは選択することができます、私は本当に気にしません。」
主張の主な内容は、自身がサトシナカモトであることが間違えのない事実であり、ビットコインのホワイトペーパーには、クレイグ氏が論文として記したいくつかのセクションが存在しているという内容だ。
クレイグ氏がサトシナカモトだった場合、ビットコインはどうなるのか
もし仮にサトシナカモトが、クレイグ氏本人であった場合、ビットコインおよびその他の仮想通貨市場に、どのような影響を与えるのか。間違えなく、ビットコインおよび仮想通貨市場全体が、暴落することは間違えない。
ビットコインはブロックチェーン技術に裏付けられており、発行者が不明である点から、中央集権の管理体制ではなく「非中央集権」の管理体制であることが、非公式ではあるが認められている。この裏付けこそが、ビットコイン価格をここまで押し上げ、金(ゴールド)にも匹敵する資産であるということになっている。そのため、ある人物(ここではクレイグ氏)がビットコインを誕生させたということになれば、ビットコインが中央集権的に運営することができるということになってしまう。
しかし最近クレイグ氏は、フロリダ州ウェストパームビーチで開かれた連邦裁判所の公判で「サトシナカモト」であることを証明するために最初の秘密鍵とビットコインアドレスを提出するよう命じられてものの、いかなる証拠も提出することが出来ていない状況である。