トム・ブレイディ氏、日本のテニススター大坂なおみ氏とNFTコレクションを発表

トム・ブレイディ氏が大坂なおみ氏とNFTプラットフォーム立ち上げ

プロアメリカンフットボール選手であるトム・ブレイディ(Tom Brady)氏が、日本のテニススター大坂なおみ氏とともに、「Autograph(サイン)」と呼ばれる新しいNFTプラットフォームをリリースしたことが分かった。

ブレイディ氏は、急速に成長しているNFT市場を活用し、スポーツファンによるスポーツ記念品のデジタル所有を促進するため、日本のテニススターである大坂氏と一緒に新しいNFTプラットフォームをリリースした。なお、大坂氏は、ファンがスポーツ選手とつながるための新しい方法を提供するため、ブレイディ氏、デレク・ジーター(Derek Jeter)氏、タイガー・ウッズ(Tiger Woods)氏とともに諮問(しもん)委員会に加わる。

以前にもNFTをリリースしている大坂なおみ氏

大坂氏はプラットフォームAutographから独自NFTをリリースし、カーボン・プレミア、プラチナ・プレミア、エメラルド・プレミア、サファイア・プレミア、ルビー・プレミアなどさまざまな種類がリリースされる予定だ。

一番安価なトークンは12ドル(約1,300円)、一番高価なトークンは1,500ドル(約16万円)で、NFT購入者はSNSプラットフォームDiscord上のコミュニティへアクセスできる特典などがついている。大坂氏は2021年4月にも、姉の大坂まり氏とともに、仮想通貨Flowのブロックチェーン上でNFTを発行しており、NFTプラットフォームには好意的な姿勢を見せている。

NFTとは、非代替トークンと呼ばれフットボールカードや、アートワークのような物理的なアイテムなどの所有権を示すことができる新しい形のトークンとして近年注目を集めている。実際、NFTプラットフォーム全体の取引量は、1日あたり数千万ドルと成長しており、今回のプラットフォーム設立はNFT市場に光を当てた形となる。

ブレイディ氏とインターネット起業家のリチャード・ローゼン氏が共同議長を務めるこのプラットフォームは、ホッケースターのウェイン・グレツキー、スケートボーダーのトニー・ホークのデジタルスポーツ記念品などを販売する予定だ。ブレイディ氏によると、Autographは、ファンとコレクターが公式のデジタル収集品を通じてスポーツとエンターテインメントの象徴的な瞬間を楽しむために作られている。