改造内閣、麻生太郎氏が「金融担当大臣」を続投
日本政府は11日、第4次安倍政権発足後で2度目となる「第四次安倍第二次改造内閣」を実施し、麻生太郎副総理・財務相が「金融担当大臣」を続投することが明らかになった。今回の第四次安倍第二次改造内閣は、麻生太郎副総理・財務相および、菅義偉官房長官以外が入れ替えるなど、大幅な改造が行われているようだ。
麻生太郎副総理・財務相は今月5日、金融庁と日本経済新聞共催のフィンテックイベント「FINSUM(東京丸ノ内)」にて講演を行い、Facebookが発行を予定する仮想通貨プロジェクト「Libra」などデジタル通貨について、「既存の規制が想定していない新たな課題がないか包括的に考える必要がある」と述べ、新たな規制の枠組みが必要であると認識を改めて示している。
また、既存の規制の枠組みについて、以下のように持論を展開している。
「金融当局が後手を踏むことがないように、タイムリーな対応が必要であり、従来の枠組みやアプローチに頼ることなく新しい取り組みが重要。」
さらに、麻生太郎副総理・財務相は、近年、急激に成長している仮想通貨などのデジタル通貨について、以前よりも前向きな姿勢を示しており、月の衆院予算委員会分科会では「クリプトアセット(仮想通貨)は技術や可能性はあると感じている。ただ禁止するというよりは注意深く育成していく方が望ましい」と述べている。