クジラを追跡するWhaleAlert、さらなる追跡のためBitcoinAbuseと提携
ビットコインをはじめとする仮想通貨のクジラ取引などを追跡するWhaleAlertは4日、「仮想通貨の犯罪や、闇取引(マネーロンダリングなど)、ハッキングを報告すること」を目的に、ハッカーや犯罪者が使用するビットコインアドレスのデータベースを公開する「BitcoinAbuse」と提携したことを発表した。
🚔🚔🚔 We have teamed up with #BitcoinAbuse to better fight crypto crime! We will now report transactions made to scammers and keep track of their assets. You can help make crypto safer by reporting scams, black markets and hacks on the website below! https://t.co/Mb4cXapbjb
— Whale Alert (@whale_alert) September 3, 2019
今回の発表では、これまで WhaleAlertが行ってきた、仮想通貨など追跡をさらに正確に追跡できるよう、提携を行った形となる。
「暗号犯罪との戦いを改善するために詐欺師に行われた取引を報告し、その資産を追跡します。Webサイトで詐欺、闇市場、ハッキングを報告することで、暗号の安全性を高めることができます!」
WhaleAlertとは?
WhaleAlertは現在、仮想通貨市場によって欠かせない存在となっている。昨今、問題となっているテザー社のステーブルコインUSDTに関する情報などもツイートしている。ツイート内容はシンプルであり、どのトークン(仮想通貨)が、どのアドレスへ送信されたかが記され、さらに金額まで正確に報告される。
例えば、WhaleAlertの報告によってビットコインのクジラが資金を移動した際、ビットコインが大幅な下落・上昇しているときは、大きな手がかりになる。
現時点でどのようなアップグレードが導入されるのかは明らかになっていないが、今後ともにWhaleAlertの報告には注目すべきだろう。