ビットコインのサイドチェーン Liquid Networkの開発企業、マイニング事業へ本格参入
すでに仮想通貨市場へと本格参入し始めている企業らが、マイニングによるビットコインの獲得に向けて、マイニング事業へと本格的に参入し始めている。
ビットコインのサイドチェーン「Liquid Network」を開発及び運営するBlockstreamは8日、2つのマイニング関連サービスを開始することを発表した。このマイニング関連サービスは、機関および企業向けのビットコインマイニングサービスである「Blockstream Mining」および、マイニングプール「Blockstream Pool」の2つである。
1つ目の「Blockstream Mining」は、機関および企業がBlockstream社のデータセンターでマイニングを代行し、使用する機関および企業の利用料によって収益を獲得するという。また、「Blockstream Pool」はマイニングプールサービスとなっており、BetterHashプロトコルを使用した世界初の実稼働マイニングプールである。このBetterHashは、マイニングプールプロトコルの改良版であり、個人のマイナーが新しくマイニングしたブロックに含めるビットコインのトランザクションを制御する機能で提供することができるという。
今回の発表についてBlockstreamは、マイニング事業への参入について次のように述べている。
「ビットコイン所有者とビットコインに関与する企業は、ビットコインネットワークの分散型セキュリティを維持するために、マイニングに参加する必要があると固く信じています。」
また最近では、約280兆円以上もの資金管理を行なっている米大手資産運用企業フィデリティが、ビットコインマイニングプールへの事業参入が噂されており、大手企業らがマイニングへと本格参入している。ビットコインが2020年に半減期を迎えることから、2019年までにマイニング事業はさらに飛躍する可能性がある。