仮想通貨取引所Huobi(フォビ)、ステーブルコイン「HUSD Token」を発表
世界最大級の仮想通貨取引所であり、日本でも取引所HuobiJapanでサービスを提供するHuobiGlobalは18日、昨年発表された「HUSD」という新しい方式をアップグレードし、米ドルに裏付けされたステーブルコイン「HUSD Token」を発表した。
今回、発行された「HUSD Token」はイーサリアムネットワーク上のERC-20企画によって発行され、米国ニューヨークを拠点に置く企業Paxos(パクサス)によって米ドルの資金裏付けがされるようだ。
また、HUSD Tokenは今後、仮想通貨取引所Huobi Globalにて最初に上場され、仮想通貨のベンチャー企業であるStable Universal(ステーブルユニバース)によってHUSDトークンが発行されるという。
今回の発表についてStable UniversalのCEOであるFrank Zhang氏は、次のように述べている。
「仮想通貨市場では、トレーダーは常に完全に償還可能でリスクエクスポージャーを制限する安全で信頼できる安定したコインにアクセスする必要があります。
私たちは、HuobiがHUSD Tokenをリストアップし、彼らの大規模な顧客基盤で迅速に流動性を築くことを可能にすることに興奮しています。最高レベルの監視と保護を備えた製品を提供します。」
Huobiは昨年10月、Huobi USD(HUSD)という新しい方式を実装したと発表し。
HUSDを使用することでユーザーは、パクサスのPAX、トラストトークンのTUSD、サークルのUSDC、ジェミニのGUSDの4種類の仮想通貨から、自分の好きな銘柄を選んで出金、管理することが可能になっていた。
Find out more about Huobi’s new and unique stablecoin solution, the $HUSD. https://t.co/cEFB8wGgUg@PaxosStandard @TrustToken @GeminiTrust @Circlepay #HuobiGlobal #StableCoin
— HuobiGlobal (@HuobiGlobal) 2018年10月19日
現在、世界中の仮想通貨ユーザーから最も使用されているテザー社のステーブルコイン「USDT」は今年、ニューヨーク州司法長官からテザーの裏付け資金である米ドルを保有していないという文書が公開され、問題となっている。
今後、仮想通貨市場ではステーブルコインの覇権争いが激化することが予想される。