リップルはブラジルのXRP Ledger(XRPL)プロジェクトを支援するための基金を発表

リップルはXRP Ledgerプロジェクト支援のブラジル専用基金を立ち上げ

仮想通貨サービスおよび決済会社であるリップル(Ripple)は、XRP資産ブロックチェーンであるXRP Ledger(XRPL)を使用したブラジルベースのプロジェクトを支援するための現地基金を発表した事がわかった。

リップルは、XRPのブロックチェーンであるXRP Ledgerを機能強化ツールとして使用するブラジルベースのプロジェクトを支援するための現地基金を立ち上げた。XRPL助成金プログラムのプログラムマネージャーであるジュリア・ハイトナー(Julia Heitner)氏は、ブラジルがブロックチェーンイニシアチブに対する国のオープンさを考えると、この戦略が実施される最初の国であると述べている。

同氏は、ブロックチェーンイニシアチブに有利なさまざまな要因により、ブラジルがこの現地イニシアチブが実施される初の国であることを明らかにした。これらには、国の先進的な開発者エコシステム、洗練されたデジタル決済インフラ、資本市場のトークン化に関する先進的な公共政策が含まれるとのことだ。

2つのブラジルのチームがサポート対象に選出される

リップルはこのパイロット基金に割り当てられる金額を明らかにしていないものの、通常、XRPL 助成金に申請するプロジェクトは10,000ドルから200,000ドル(約156万円~3,000万円)を受け取れる。

XRPL助成金サイトでは、100,000ドル以上の賞金は通常、以前に同等のプロジェクトを完了した開発者に割り当てられることになっていると述べている。この取り組みの一環として、2 つのブラジルのチームがサポート対象に選ばれており、1つは、XRP Ledgerを手段として使用して資産をトークン化するためのホワイトラベルプラットフォームを作成する製品を開発しているGoassets。もう1つは、広告の閲覧、製品のテスト、特定の購入など、いくつかのタスクを完了する代わりに、ブロックチェーン ベースのマイクロペイメントを迅速化するサービスを開発しているCointimesだ。

このプログラムがブラジルを拠点とする取り組みを支援するのは今回が初めてではなく、これまでにも Amora、Cryptum、Thingsgo.online、XRPL Elixir の 4 つのプロジェクトに資金を提供。これらのプロジェクトは、他のプロジェクトとのブロックチェーン統合の促進から持続可能な活動に対するトークンによる報酬まで、さまざまな機能にXRP Ledgerを活用している。