ロシア財務副大臣、「仮想通貨トレードのみ合法化を検討している」
仮想通貨のトレードを厳しく取り締まる大国ロシアは21日、同国の財務省が仮想通貨の規制を緩和し、仮想通貨の合法化を検討しているとロシアの副財務大臣であるAlexei Moiseyev氏が、現地メディアであるInterfaxに伝えた情報によって明らかとなった。
ロシアの仮想通貨に関する規制は昨年5月、仮想通貨に関する支払いや決済を禁止する法案を可決しており、仮想通貨と隔離された環境となっていた。
現地メディアであるInterfaxによると、Alexei Moiseyev氏は次のように仮想通貨について述べているという。
「仮想通貨に関して残っている最後の問題は、中央銀行とFSBの両方が参加して会議を開いたことです。仮想通貨をどれだけ使用できるかを決める問題があります。 売買することはできますが、支払うことはできません。この問題について政治的な決定が下された後は、私たちが責任を負うことになります。」
そすなわちAlexei Moiseyev氏の発言では、「決済」はこれまで通り禁止する意向であるが「仮想通貨トレード」は可能になるという解釈となる。
ロシアでのマイニングに関する規制
最近のロシアでの仮想通貨事情は、同国の国会下院議がブロックチェーンで仮想通貨をマイニングするユーザーを対象に、行政処罰の導入を検討していると、国営金融市場委員会委員長の議長であるAnatoly Aksakov氏が現地メディアTASSに語ったことが明らかになっている。
ロシアと仮想通貨の関係性については、同国ロシアの投資家に損害がないように様々な規制に関する議論が憶測が流れているが、ブロックチェーン技術が普及した際に、そのように対応していくのか注目されることとなりそうだ。